19年前、東京・世田谷区で一家4人が殺害された事件で、犯人は刃物をハンカチで包んで使用したとみられているが、その包み方がフィリピン北部の地域で多くみられる方法と似ていることがわかった。
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19年前、東京・世田谷区で一家4人が殺害された事件で、犯人は刃物をハンカチで包んで使用したとみられているが、その包み方がフィリピン北部の地域で多くみられる方法と似ていることがわかった。この事件は、2000年12月30日に世田谷区上祖師谷の住宅で、宮沢みきおさん一家4人が殺害されたもので、未解決のまま、まもなく19年となる。犯人は凶器の包丁をもつ際、ハンカチの中央部分に切り込みを入れ、そこに包丁の柄をさして包む特殊な方法を使ったとみられているが、警視庁によると、この包み方がフィリピン北部のイサベラ州やイロコス地方で、軍人のほか、狩りや儀式で刃物を使う際の方法に似ているという情報が複数寄せられたという。警視庁は今後、現地に捜査員を派遣するか検討するという。