2017年04月20日 16:52
(photo/J.E.Randall)
南日本の沿岸で普通に見られる種。南日本からオーストラリアにかけて生息するが、オーストラリア産のものを別種と扱う人もいる。春と秋に磯で幼魚が観察できる。成魚は岩礁域で小群を形成して生活する。浮遊性甲殻類、付着生物などを食べ、最大で20cmほどになる。成魚は堤防釣りや磯釣りで釣れ、食べると意外なほど美味しいのだが、捨ててしまう釣り人が多い。
模様が美しいので近海水槽にとって良いアクセントになる。丈夫で飼育しやすく、高水温にもわりと耐性がある。サイズもそこそこで、水槽飼育向きの近海魚だ。高水温に耐性があるとは言っても、なるべく30℃以下になるようにした方がよい。また夏季は餌を控えめにしたり、短いスパンで水換えするなどの対処が有効。餌は何でもよく食べてくれる。ショップではほとんど売られてないが、磯で容易に採集できるので、入手性は比較的良い。性格はタイ類ほどキツくはないが、それでも動きの鈍い魚や気の弱い魚とは一緒にしない方がいいだろう。最大で20cmになるが、水槽ではせいぜい15cm、大抵は12cmほどである。
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コメント
かっしぃ。 | URL | -
いいですね、カゴカキダイ。
環境変化にも強いし、チョウチョウウオを飼育したくて海水魚飼育を始める方はカゴカキダイから飼育してみると良いのかもしれませんね。
チョウチョウウオの近縁だけあって見た目もそれっぽいですし(笑
( 2017年04月21日 08:56 )
雪風 | URL | -
手軽に海水魚を楽しむにはもってこいの魚種ですよね。
( 2017年04月22日 20:32 )
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