妹の孤独死のショックからうつ病に...37歳ドン底美女がゴミ屋敷から緊急SOS:どうしてこうなった!?ドン底人生からの救出SP

ライフ

テレ東

2019.12.12

壮絶!ゴミ屋敷、中高年の引きこもり、顔面整形......ドン底でもがく人々にプロの"救い屋"が手を差し伸べ、救い出す過程を追う、日曜ビッグ「どうしてこうなった!?ドン底人生からの救出SP」。

今回「テレ東プラス」では、12月8日(日)に放送した「誰か助けて下さい ゴミ屋敷で孤独死しそう!」の内容をお届けします。

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長崎に住む37歳の独身女性、富田仁美さん。現在休職中という彼女のマンションの部屋は、3年前からゴミ屋敷状態に。実は数年前、彼女の妹が、誰にも看取られず孤独死。自分も妹のように孤独死するのでは...と恐怖を感じた彼女のもとに、人情のゴミ屋敷救済人が駆けつけます!

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どんな依頼人にも優しく寄り添い、その確かな技術で問題解決! 破格の作業料金で経済的に苦しむ多くの人々を救ってきた"救い屋"横尾将臣。そんな横尾でも、かなりの緊急事態と言う今回のSOS。一体、何が待ち受けているのでしょうか?

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ドアを開けると大量のゴミが行く手を阻みます。飼い猫のマルちゃんと3年近くこの生活を続けているという富田さん。一番悩みは、エアコンのリモコンがどこかに埋もれてしまっていること。

匂いが外に漏れるのを恐れ、真夏でも窓は閉めきったままの部屋。その温度は、なんと32度! このままにしておいては熱中症など命に関わります。

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妹が亡くなった頃から富田さんは生活リズムを崩し、疲れやすくなっていたそう。職場では度重なるミスにより花形の企画部から総務部へ異動。ついにはうつ病を発症してしまいます。

キレイ好きだった性格は見る影もなく、部屋は散らかり放題。敷きっぱなしの布団の上で食事することさえ気にならず、ある日、布団の上に放り投げたたったひとつの弁当が、ゴミ屋敷への入口となりました。

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うつ病を悪化させた富田さんは何をする気も失い、仕事は休職。貯金を切り崩す日々の中、ついに部屋を出る気力すら失っていったそう。

このままでは自分も妹のように孤独死してしまうのでは......恐怖に駆られ、地元の業者に清掃の見積もりを取ったところ、金額は約21万円。コンビニの弁当代など日々の生活のため貯金を切り崩してしまった彼女は21万円を一括で用意できず、地元の清掃業者には全て断られたそう。

そんな時、「救い屋」の存在を知り最後の望みを託してSOS。富田さんからの緊迫したメールを見た横尾は即座に長崎行きを決めますが、大阪を拠点にしているため遠征費用がかさむ上、さらなる難題が。

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普段は、片付けの現場から出てきたまだ使えそうな不要品をリサイクルして現金化し、作業代から差し引くことで依頼人の経済的負担を減らしているという横尾。しかし、依頼人から送られてきた写真を見る限り、生活ゴミばかりでリサイクルできそうな物はありません。

そこで値段が安い夜行フェリーを使っての弾丸ツアーを決行! 自分含め2名の最小人数で向かい、足りない人手は現地でアルバイトを雇うことで作業代をとことん切り詰めます。

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いよいよゴミ屋敷との戦い開始! まずは作業がスムーズに運ぶようゴミの通り道を作っていきます。ある程度動線を確保すると、3年以上開けていないという冷蔵庫が出てきました。中には5年前の食材が入っており、そこに依頼人の辛さを感じ取る横尾。

1時間ほどで玄関周りが片付き、天井までゴミで埋まるリビングへと作業を進めます。

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この日の長崎は雨模様で湿度も高く、閉めきった部屋は蒸し風呂状態。窓を開けて作業をしたいところですが、匂いが漏れるのを気にしている依頼人を気遣い、窓は開けません。

段々とゴミが減り、匂いが少しおさまってきたところで、3年間閉めっぱなしだった窓を開放! 「新鮮な空気を入れて、依頼人の気分も良くなれば」と、横尾は明るくコミュニケーションを取り続けます。すると横尾の思いが伝わったのか、「エアコンのリモコンがどこかにあるはず」と、依頼人が初めて自分のリクエストを口にしました。

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気持ちも徐々に晴れてきたようで、依頼人も片付けを手伝い始め、ついに念願だったエアコンのリモコンを発見! 無事スイッチも入り、これでこの夏も無事に越せるとひと安心。

さらに、ゴミ屋敷のきっかけとなった布団も発掘。もうゴミ屋敷には戻らないとの決意を込めて廃棄することに。そして、作業開始から5時間。部屋のゴミはあらかたなくなり、最後は部屋を念入りに掃除して作業終了!

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ゴミが天井まで積まれていた部屋が、キレイさっぱり空の状態に。さすがに壁は傷んでいますが、生活に支障はなさそうです。この日出たゴミは廃棄車3台分。果たして作業代金は!?

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地元の業者でも21万円と言っていた作業が、企業努力の積み重ねでなんと16万円! さらに横尾は、他の現場で回収したまだ使える生活家電などを寄付するとのこと。

部屋を片付けてもらった上、手厚いサポートまで受けた依頼人は「元気になったら、ちゃんとお礼をしたい」とうれしそうです。

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2 ヵ月後、スタッフが依頼人の自宅へ向かうと、そこには元気な富田さんの姿が。一度片付けてもゴミ屋敷に戻ってしまう人が多い中、部屋は片付けてもらった後のキレイな状態が保たれていました。

「全国にこういう人は沢山いるし、実際助けを求めることも出来ずに孤独死してしまうことも。一人でも多くの人を救いたい」と語る横尾の"人情ゴミ屋敷救済人"としての活動は、まだまだ続きます。

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