ウェーブレット行列 (Wavelet Matrix) とは,文字列D=d0d1⋯dn−1∈Σ∗について,以下の3つの操作を可能にするデータ構造のこと.
access(D,i):i+1番目の文字diを与える
rankc(D,i):先頭i文字(d0⋯di−1)に含まれる文字cの個数を与える
selectc(D,i):dk=cを満たすi+1番目の位置kを与える
Claude, NavarroらによってSPIRE 2012で発表された(論文).機能はウェーブレット木と同じだが,実装の易しさにおいて上位互換.