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【政治】「核問題 議員も議論を」 大学生ら、働き掛けへ集会
国会議員の核廃絶への賛否を確認できるサイト「議員ウォッチ」を運営する大学生らが十一日夜、東京都内で集会を開き、議員や有権者の核問題への関心を高める方策などを議論した。 議員ウォッチは、「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の国際運営委員・川崎哲(あきら)氏の発案で、学生らボランティアが四月に開設。国会議員の核廃絶への賛同率は13%(十二月現在)で、多くは未回答だ。サイトには、態度未定の議員に働き掛けるため、メールやツイッターの連絡手段も組み込まれている。 サイトの開設運営に関わる広島市出身の大学院生安藤真子さんは集会で「国会議員に問いながら、有権者である私たちが核兵器問題について考え、意識を変えるツールをつくりたかった」と説明。その上で議員の回答率の低さに「有権者との距離があまりに遠いと痛感した」と語った。 七月の参院選では現職以外の候補者も調査したが、立場を表明したのは全体で一割程度にとどまった。初めて投票した大学生の高橋悠太さん(19)は「こんなに落胆しながら選挙に参加することになるとは思わなかった」と振り返った。 出席した男性大学生は「『核廃絶』という答えしか求めない仕組みだと議員も答えづらいのでは。本来国会で議論すべきだが、(賛成と反対の)双方の考えを議論する場が必要」と指摘。別の男性も「気候変動のように、核問題に関するイベントをもっと展開するべきだ」と語った。 (大杉はるか) PR情報
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