トリエンナーレ黒字見込み 名古屋市が負担金不払いでも
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(津田大介芸術監督)の11月末時点での収支見込みが、11日の愛知県議会県民環境委員会で公表された。文化庁が不交付を決めた補助金や名古屋市が支払いを留保している負担金も含んだ収入は11億4400万円、支出は10億6400万円。
県トリエンナーレ推進室によると、文化庁補助金分は従来、遅れて交付されるため、収支見込みではこれまで同様、県が補助金分(7800万円)もいったん負担する形で計上。名古屋市の負担金3400万円がなくても、4600万円の黒字が見込まれるという。来場者数は過去最高の67万人を記録。チケット収入が好調で想定を7千万円上回ったという。
(朝日新聞デジタル 2019年12月12日 10時49分)
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