2019年12月12日 23:00
米AMDは12日(現地時間)、フルHDゲーミング向けのビデオカード「Radeon RX 5500 XT」を発表した。米国国内での推奨小売価格は4GB版が169ドル、8GB版が199ドル。日本国内では12月18日より販売開始する。
同社は10月初頭に「Radeon RX 5500」を発表したが、デスクトップPCやノートPCメーカー向けの組み込み向けへの提供が開始されたというものであり、パーツとして一般小売市場への投入時期および価格は明らかにしてこなかった。今回発表されるRX 5500 XTは、消費者が小売市場で購入できるパーツとして登場する。
Radeon RX 5500 XTを搭載したカードは、ASRock、ASUS、GIGABYTE、MSI、PowerColor、Sapphire、XFXから登場する。仕様自体はRX 5500と共通で、ストリームプロセッサ1,408基、ゲームクロック1,717MHz、ブーストクロック1,845MHz、14GbpsのDDR6メモリを搭載。ボード全体の消費電力(Total Board Power)は130W。
競合となるGeForce GTX 1650 SUPER(同じ4GB版同士)と比較すると、フルHD解像度のAAAゲームタイトルにおいて、4%~30%のアドバンテージがあるという。また、eスポーツタイトルの多くにおいて、90fpsを超える性能(同じくフルHD解像度)を実現。8GBメモリ版は一部タイトルにおいて、さらに12%~24%の性能向上が見込める。
12日現在、国内での発売を予告したのはASRockとMSIの2社。ASRockは「Radeon RX 5500 XT Challenger D」シリーズ2モデルで、税別店頭予想価格は4GB版が22,800円、8GB版が25,980円。MSIは「Radeon RX 5500 XT MECH」シリーズ2モデルで、8GBモデルが税別25,000円前後、4GBモデルが21,000円前後となっている。