それと低評価を下さるなら感想をください。
・あれがダメだった。
・あの表現は何なんだ。
・意味がわからない
・日本語を勉強しろ
などの感想を首を長くして待っております。
では、作者より生まれた駄作をお楽しみ下さい。
検問所で働いていた兵士は驚愕していた。
同僚として働いていた魔法詠唱者が突然、首から血を吹き出して死んでしまったのだ。
さらに驚きを加速させたのは、死んだ男の目の前にいる女は無表情で死んだ男を眺めていたのだ。まるで興味のない演劇を見るよな人間の様に静かだった。
「ここを通って良いですよね。兵士さん達」
そんな慌てている兵士さん達を尻目に、陽気に女は話をかけてきた。
「だ、駄目に決まっているだろうが、人が死んだんだぞ。通って良いわけないだろこの野郎」
「別に私が殺した訳ではありませんよ。証拠でもありますか。因みに魔法詠唱者じゃありませんよ。私は」
確かに証拠など存在しないが、長年の勘がこの女が事件に関わっていることは間違えないと、しかし愕然たる証拠もないので短期の拘束なら兎も角、長期の拘束などは決して出来るものではない。
それ故、答えなど決まっている。
「通って良い」
兵士は力なくエンリという只ならぬ女をエランテルに通してしまった。
だか只では転びはしない。兵士達は貴族に対してエンリという危険人物が街に侵入したと密告した。
八本指
王国で影で操るという程に王国に浸透した裏の組織である。そのコネは第一王子や貴族まで使えるために既存の勢力では、中々手を出せない現状が続いていた。
そんな八本指にある情報がリークされた。
とある女が高価なアイテムを持っている。補足として何かしらの特殊な力を保有する可能性がある物だった。
この情報を手に入れたゼロは非常に迷っていた。襲った方が良いのだか何か腑に落ちない不安が胸を支配するのだ、本能が手を出してはいけないと。
ただ八本指の性質上特殊なアイテムは、何としても入手しておきたいし、その女の事も気になるのだ。
試しにその女に向けて刺客を放ったのだが、女の周りを囲んだと思ったら、皆首から血を流し絶命した。
後で調べた事だが、首筋には獣の攻撃後があり尚且つ女は何もしていない事から、何かしらの獣を飼っている可能性があるに結論づいた。
そしてゼロを含む五腕が部下を率いて、女確保に向けて死のロードを走り出した。
〇〇〇〇
少し時が遡り、エンリが検問所でごちゃごちゃやって頃それを見守る少女は驚いていた。
「まさか白昼堂々、影の悪魔を自分の影に擬態させて街に侵入する輩がいるとはな」
少女は女を見て感心半分呆れていた。だか影の悪魔などを使役する人物が良い人間などあるはずがないと決めつけ、襲撃計画を立てていた。
ただ女を襲撃する事で一杯一杯の少女の思考からは薬草の事が抜け落ちていた。
女が悪という少女の主観によって作戦を実行するべく仲間達の元に移動した。
そんな事はつゆ知らず薬草を売る為にエンリは薬師の元に近づいていた。
薬師の元にたどり着いたエンリは、薬草を鑑定してもらう間の暇つぶしとして、ンフィーレアとここ最近起きた事について雑談を始めるのであった。
「へぇそんな事があったんだ」
ンフィーレアはエンリの話を聞いて考察を始めるのであった。その間黙るのだか、エンリは気にはしない。
だって興味がないから。
ンフィーレアは得られた情報から独自の理論の元、考察を開始した。
エンリを助けたとされるアンデットは、十中八九村で得られるであろう死体を手に入れて、自分の兵隊を作る可能性が高い。
またエンリが貰ったというマジックアイテムは聞いた事がないが、無限時間を生きると言われているアンデットならば、人類にとって未知の道具を持っていても何の不思議もない。
そしてンフィーレアは最悪の結論に辿り着いてしまった。
アンデットならば自分の得意分野であるポーションで殺せるじゃないかと、そうすればエンリの心を邪悪なるアンデットから引き戻し自分の元に戻るじゃないかと、思ってしまった。
結論が出たンフィーレアは早くエンリを救うべく行動する為に、心を鬼にして今日は雑談を中止して早々に帰らせてポーションを作るのであった。
取引が終わったエンリは、早々に話を終えるンフィーレアに対して少し感心しながら、店を後にした。