緊急事態です。なんと、公的証明書である運転免許証から、本籍(外国人の場合は国籍)表示が削除されます。

役所は、国内にいる外国人については、「氏名、国籍、住所、誕生日」の基本4点セットで特定します。住所の部分は都市名を書いて終わる、あるいは都市名すら書かないことも多いです。国内の日本人については「氏名、住所、誕生日」の3点セットで特定しますが、必要に応じて「本籍」を追加しますから、やはり基本4点セットになります。これが世界共通のルールです。

海外でもそのままの形で公的証明として通用する運転免許証から本籍欄を削除(=国籍表示を削除)するとは、なんたる暴挙、危機意識の欠落でしょう。きっと私たちの知らない間に、在日が裏から政府に手を回していたに違いありません。

文字として印刷しないが、ICチップには情報として入力してあるそうですが、そういう問題ではありません。身分証明として運転免許証のコピーを提出する機会がたくさんありますが、コピーを渡されただけではナイジェリア人かタンザニア人かわからない。イタリア人かスペイン人かアメリカ人かコロンビア人か判別できない。外国人の顔をした人でも、外国籍か日本国籍取得者(帰化人)か区別が付きません。もちろん、在日か日本人か区別が付かない。

たとえばアパート賃貸業をしている個人の大家さんなど、警察専用のICカード・リーダーを持たない個人には、運転免許証では目の前にいる外国人の国籍を知ることができなくなります。運転免許証はもはや公的証明にはならない。

私は先進国と途上国の数カ国で滞在経験がありますが、どこへ行っても嫌になるほど「名前、国籍、住所、誕生日」を書かされます。そして、私が手書きした情報を確認できる公的証明書を併せて提示しなければなりません。公的証明書の記載と異なる情報を手書きするような不良外国人は、直ちにしょっぴかれます。これが世界標準です。

ですから、すべての公的証明書には例外なく「名前、国籍、住所、誕生日」の基本4点セットが明記されていなければなりません。公的証明が公的証明としての形式を整えていないことが問題です。こんなふざけた改正がまかり通ろうとしている(既に本籍欄は空欄という形で実施されているそうだ)なんて、背筋が寒くなります。

↓↓↓以下リンク先のPDFファイルをよく読んだ上で、ぜひ今日明日中に警視庁に反対の意見メールを送ってください。締め切りは明日5月1日で、時間がありません。



「道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令案」等に対する意見の募集について(警視庁)
(案件番号:120100004)
意見締め切り:5月1日(←急ぎです!)



http://response.jp/article/2010/04/29/139861.html
運転免許証から本籍欄が消える。ICカード化した免許証が全国的に普及し、本籍欄が不要になったため削除される。2007年からICカードが全国で順次導入され、IC化した免許証は本籍欄が空欄になっていた。

裏面でも変更がある。これまで備考欄と「この欄には、国家公安委員会の定める書面をはり付けることができます」となっていた空欄が改められる。備考欄は上 2分の1となり、空きスペースには改正臓器移植法の施行に伴う臓器提供の意思表示欄が設置される予定。

本籍欄がなくなっても本籍情報はICチップの中に収められる。ICカード化した免許証を受け取ったときに登録した暗証番号を専用端末で読み取るとわかる。また、ICチップの中には本人の顔写真も記録されているので、偽造照合することが容易になった。

変更は運転免許証の様式改正だが、この改正には異論も出ている。警察庁交通局では、この様式変更について5月1日まで、電子メールやファックス、郵送などで意見を募集している。電子メールは件名に「パブリックコメント」と記入する。