ヤマダ電機が経営再建中の大塚家具を子会社化する方針を固めたことが12日、分かった。大塚家具が実施する第三者割当増資を40億円超で引き受け、出資比率は5割を超える。両社は2019年2月に業務提携していた。大塚家具は住宅関連事業も手掛けるヤマダ電機の傘下に入ることで、赤字が続く業績からの脱却を目指す。
大塚家具は売上高の減少による営業赤字が続いており、海外事業や他業種との提携で経営再建を目指していた。2019年1~9月期決算は売上高が210億円、営業損益は29億円の赤字。
同社は12日、「本日開催の取締役会で資本提携契約の締結などを決議しており、準備が整い次第公表する」と発表した。