挿絵表示切替ボタン

配色








行間

文字サイズ

ブックマーク機能を使うには ログインが必要です。
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
『なろう』を離れる?離れない?
作者:砂臥 環

3ヶ月位前、私はそこそこ悩んでいた。


まぁ、いつも大概なんかで悩んでいるので、最早ルーティンワークと言えないこともない。



小説を書き始めて早1年半……他人と関わるようになってしまった。

これは良いことであり、同時に悪いことでもあった。


良い点。

まず、作品製作についての悩みや考え方を話せる相手ができたこと。

小説を書くリアルの友人では得られない距離感で、意見を聞くことができる。


次に自分が検索しないようなモノ、特に興味の無かったジャンルを読めるきっかけができたこと。

上手い人の文章に触れれる機会が圧倒的に増えた。

それまで好きなジャンルのランキングから探していた私にとって、これは大きい。読まず嫌いだったジャンルを読んで、感じることも少なくなかった。

あと、好きな作品を探す手間が省ける。


他人から受ける刺激は大きい。


良い点は幾つもあるが、内容が若干被るのでこの辺にしておくとして……


悪い点。


『相互クラスタ』と揶揄される問題である。


そんなもんは微々たる数に過ぎないし、私自身評価を忖度でしたいとは思ってない。周りも大体似たような意見だと思う。

だが実際問題として、『確実に読んでくれる人』がいるというのは大きかった。


特にランキングにおいて。


異世界恋愛に投稿している方ならお分かり頂けると思うが、あそこは圧倒的人気ジャンルである。

大量に投稿される中から人目につくにはまずランキングに入るしかない。

一番下でもいい。とにかくランキングに入ることが読まれる近道なのだ。



私は案外潔癖だった。



『作品が良いからポイントを入れたんだよ』と言われても『まず読んでくれなければ入れられない』という事実が気になるのだ。


ソロで活動してる人に、申し訳ない気がして。



だが同時に私は読んでほしかった。

当然ランキングにも入りたい。



ブクマ、ポイント、レビューなんて……そんなモン、欲しいに決まってんだろぉぉぉぉぉぉ?!



だから勿論『相互さんからはブクマ、ポイント、レビューは頂きません』なんて言わない。……言いたくない!!むしろくれ。



そんな己の矛盾と戦っていた。



誤解の無いよう明記しておくが、『相互クラスタ』などと揶揄されるほど、別に大きな問題でもない。

頂けるモノは微々たる(※)モノ。

それで書籍化できるわけでなし……(そもそも大したもん書いてないからな)


(※)と付けたように、問題は気持ちの上でのこと。

微々たるなんて思ってない。

底辺作家ならわかるだろうと思う。


あと、書籍化を狙ってる訳でもないから逆に。


沢山の人に読まれるのはとても嬉しい。

だからこそランキングに入ることこそが重要なのである。目的が読まれることなのだから。


嬉しい一方で、ソロで活動してた時の事を思うと素直に喜べない。

実力じゃない、ハンデを与えて貰った結果な気はどうしても払拭できなかった。


潔癖だなぁ……(´・ω・`)むしろ馬鹿。



更に良い点は悪い点に関わってくる。



FAとかめっちゃ描いた。

このFAも結構問題はあった。


FA描く人なら理解できると思うが、皆扱いが丁寧過ぎて超申し訳ない。

もっと適当で良いから!!


作者さんのイメージをなにより優先してほしい砂臥としては、『もしかしたら気遣われてUPしてないかしら』と思うと超心苦しい。

皆が丁寧に扱ってたら、それが慣習化してしまうのが怖い。でも描きたい。


そしていざ貰う側に立つと嬉しいのもわかる。

嬉しい。自慢したい。


その一方で、とある書籍化作家さんのヒロイン挿絵に憤る私はいるのだ。

『こんなの○○じゃない!!』

勿論プロのイラストレーター、絵のクオリティは凄い。美麗。

だか挿絵としては今でもクソだと思っている。……内容とキャラクター、理解してんの?

可愛くて乳がでかくて露出が高ければ受け入れられると思うなよ!!

そんなキャラクターじゃないだろ!!


FAと挿絵は当然同じじゃない。

なのに受け入れて発表『しなければならない』空気を作られるのが嫌だった。


嬉しいのなんかわかってる。

有り難いのもわかってる。


ただ『作品イメージ』を優先したい人もいるかもしれない。


それが少数派だったとき『プロじゃないんだからさ~(失笑)』みたいな感じになるのは絶対嫌だ。


そういう気持ちを上手く伝えることができず、面倒になった私は日和ってしまったことがあって……それがずっと引っ掛かっていた。

きちんと説明できなかった私が悪いので、誰かのせいではない。

日和ったのがなにより悪いが、説明を放棄するほど説明できてなかったのだ。


人と関わると、『イイ人に見られたい』みたいな気持ちが働くのも日和った理由のひとつ。


日和る位なら言い出さなきゃ良かったのだが、絵や作品に対して私はやっぱり潔癖だった。

漠然とした気持ちを上手くまとめられいまま発言してしまった。



迂闊な発言、駄目。ゼッタイ。

その後も似たような失敗をしてしまい、結果、自らの攻撃によりかなりのダメージを受けるという形。


そもそもちょっと発言が攻撃的にとられやすいところがある。

これはリアルの私がさも人畜無害そうな顔をしているせいで、はっきり考えを述べないために被ってきた数々の不利益から培ってしまった悪癖なので、是正はなかなか難しい。あと、SNS初めてだから。……言い訳多いな!

うん、気を付ける。


意図的にすることもあるので更に難しいけど、まぁ……とにかく気を付けるよ……



そんなこんなで悩んだ結果、『なろう』を離れようと思った。だが踏ん切りがつかない。


他人と関わるのは難しいけど、それ以上に得れたモノが多すぎる。

そのひとつが友人。


SNSが初めてということもあり、リアルでも他人との線引きが厳しい私は、数人とだけ密に接触していた。

リアルの話をしてる人、あなたがたのことですよ~。


その話をしてなくても大事な友人はリアルにも『なろう』にもいるけれど、そこは1つの基準ではある。


だからその人らはちょっと特別枠。


クラスタ以外で話してもいい人も数人いるけど、機会がないかもしれないな……(´・ω・`)残念


そういう特別枠の方々は、私がどこに移ろうが仲良くしてくれると思うけど、それ以外に素敵な人も沢山いる。

そこから得る刺激を失うのは惜しい。

他に移るとしたら、絶対ソロだし。



決断しかねたままオフ会に行った。



そして決めた。


『やっぱ離れるのやめよう』


単純である。



そんな訳でこれからもいます。

ごめんなさい。


これはほぼ私信に近い。

言ったことを覆すのは、なんとなく申し訳ないから。



ブクマ、ポイント、レビュー、FAについては自分の気持ちの問題なので、解決はしてない……ただ



欲しいです!ください!!



絵も送ります!だって、描きたいし!

描いたら送りたいし!!



……です。はい。


もうこのことに関してグダグダ悩むのはやめたいけど、多分時折モヤっとすんだろうな……とは思う。


今も全く別の事で悩んでいる私の脳内。大分暇人。やることあるのに、悩むのはやめられないんだよなぁ。

特別枠の方々、いつも申し訳ない。

ブックマーク機能を使うには ログインが必要です。
※感想を書く場合はログインしてください
評価は受け付けておりません。
レビューは受け付けておりません。

+注意+

・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はパソコン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
Twitter・LINEで送る

LINEで送る
▲ページの上部へ