犬と暮らす
UP DATE
犬のノーリードは危険! 条例違反とリードの選び方について
公園や道路で犬をノーリードで散歩させるのはNG!ノーリードで起こりうるトラブルと条例違反、リードの選び方をご紹介します。
ノーリードの散歩はNG
公園で犬が放れていて安心して子供を遊ばせられない。犬の散歩中に他の犬が近寄ってきて怖い思いをした。こんな経験はありませんか?
もし、犬がノーリードのときに不安や恐怖を感じたりびっくりしてパニックを起こしたとしたら、身を守ろうとして威嚇や攻撃をしたり、交通事故に巻き込まれる、行方不明になる可能性は否定できません。
なぜノーリードがダメなのか。それは動物愛護管理法や条例が定められているからです。
ノーリードの条例違反について
環境省が定める動物愛護管理法の家庭動物等の飼養及び保管に関する基準や、各都道府県が定める動物の愛護及び管理に関する条例によって、警察犬や猟犬など以外の犬の放し飼いは禁止されており、ドッグランなど犬のリードを放してもよい場所以外でノーリードで散歩させることは条例違反となります。
たとえ、きちんとしつけができていたとしても、突発的なことで犬が驚いて走っていってしまったり、他の犬や人を噛んだりすることがないとは言えません。また、道に落ちているタバコの吸い殻や、食べてはいけなものを口にしたときも、リードがないととっさの対処は難しいでしょう。
正しいリードの選び方
犬をノーリードで散歩させることは、他の犬や通行人とのトラブルや愛犬の命を危険にさらす行動です。事例によっては、トラブルで高額な損害賠償を支払うようなケースもあるので、リードは犬と暮らすための必須のアイテムとなります。
リードは通常タイプと伸縮タイプの2種類があり、犬のサイズや適切な長さ、素材で選ぶとよいでしょう。
リードの理想的な長さは160cm~180cmといわれており、太さは小型犬は1㎝、中大型犬は2~3㎝が目安となります。初めて犬を飼う方は、平打ちのナイロン製がおすすめです。
「伸縮リードなら犬が走れていいじゃない」と思う方もいるかもしれませんが、公園などの規定によっては、伸縮リードの禁止やリードの長さが200cmまでと定められている施設もあります。また伸縮リードはロックが外れると犬が自由に動けるので、道路に急に飛び出して事故に遭ったり、他人とのトラブルになるので注意が必要です。
リードは犬を守るための命綱、お散歩中は必ず着用させましょう。
犬のリードの選び方・扱い方|散歩中のお困り行動も直るしつけ方とは
監修:いぬのきもち獣医師相談室
参考:環境省 家庭動物等の飼養及び保管に関する基準
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/nt_h25_82.pdf
参考:東京都 動物の愛護及び管理に関する条例
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1013637001.html
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
UP DATE