豪快に動いた。3歳馬ヴェロックスは栗東CWで3頭併せを行い、文句なしの動きを披露した。フローリン(4歳2勝クラス)が勢いよくスタートし、エングレーバー(3歳2勝クラス)の1馬身半後方からヴェロックスの順。4コーナー付近からペースが上がりだし、直線入り口では最内へ。ゴール前でびっしりと追われると、一気に僚馬を引き離し、エングレーバーに4馬身半、フローリンには大差先着を果たした。6F80秒6ー37秒0―11秒8と時計も上々だ。
猿橋助手は「とてもいい動きでしたね。最後までしっかり伸びていました。8日の日曜日も坂路でいい時計(4F54秒1ー12秒3)を出していますし、この中間も順調に調整できています」と笑顔で話す。クラシック三冠はいずれも惜敗でタイトルには手が届かなかったが、安定した成績は残している。「前走後も疲れはなさそう。今回も頑張ってほしいですね」と上位争いを狙っている。