ボクシングの元WBA、IBF統一ライトフライ級王者、田口良一氏(33)の引退セレモニーが10日、東京・後楽園ホールで行われた。WBA王座を7度防衛した名王者は、同じワタナベジムの先輩でWBAスーパーフェザー級を11度防衛した内山高志氏(40)との引退記念スパーでリングに別れを告げた。
「世界王者になりたくてボクシングを始めて、何度もやめようと思った僕が、7度防衛して王座統一と、夢以上のものを達成できた。みなさんのおかげです」。田口は声を詰まらせながらあいさつ。今後は指導者としてボクシングに関わり、将来的にはジムを開きたいという。