スカンジナビア・午後の曳航<後編>

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わたしがいちばん怖れていたことがついに起きてしまいました。


今日9月2日、仕事が一段落して、お昼休み前のひととき、職場のPCで自分のブログを開いて飛び込んできたのはコメント欄に書き込んでいただいた、「沈没」の二文字。


その後のわたしの心境はご想像にお任せします。


よほど出港式の後編は書くのをやめようかとも思いましたが、その後続々と寄せられた皆さんのコメントのおかげでなんとか立ち直り、お約束通り、後編をアップします。


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タグボートに曳かれ、すこしずつ桟橋から船は離れていき、目の前の見慣れた風景がどんどん見慣れない風景に変わっていきます。


昨日はクルマのホーンを3回鳴らそうかとか、思いっきりタオルを振ろうかとか、盛大なお見送りをといろいろなことを考えていましたが、結局出来たのはやっとの思いでカメラのシャッターを押すことだけ。


あとはずっと去り行く姿を見つめていました。


船は大きく岬を旋回、もうそろそろ見納め、仕事もあるし帰途に着くかと思ったころ、ゆっくりと進んでいた船は突然ぴたりとその動きを止めてしまいました。


その様子はまるで意思をもってこれ以上進むのがいやだと言っているようにしかわたしには見えませんでした。


伴航するもう一隻のタグがあわてたように近寄っていきます。


どうしても気になって駐車場を出たわたしは帰途と反対の大瀬崎方面にクルマを走らせ、船がよく見える漁港へ。


やがてしばらくして船は動き出し、その姿を確認したわたしは漁港の駐車場をあとにしようとしたのですがまた船はふたたびストップ。


しかしながらもういいかげんタイムリミットが迫ってきたのでほんとうに後ろ髪を引かれる思いでその場を去っていきました。


沼津までの海岸沿いの道すがら、クルマの窓から見た、はるか相模湾の沖合いをすこしずつ小さくなっていくスカンジナビアの後姿はさびしげで、はかなげで、まるで・・・


もうこのあたりでおしまいにします。


本当はもっと書きたかったのですがこれ以上は書けません。


このあとの結末は皆さんのご存知のとおりです。


でも、本当のことを言うと船が沖合いで一度止まった時点でいやな予感がしていました。


絶対に信じたくは無かったですけどね・・・
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