奇妙な魔法使いとの出逢い
虫は絶対許すまじな方などが含まれます。
駄目なかたは、回避行動をとってください。
新キャラ登場です、
決して、主人公のロリコン発症用のモブでは、断じてありませんよ。
森の下草を踏みつけながら歩いて行く。
立ち込める匂いはさっきまでの血の匂いではなく森林特有の良い匂いで、ちょっと落ち着いてきた。
「そう言えばここの森はどの辺に有るんですか?」
「人里と紅魔館の間辺りの森じゃな。
知能の低い低級な妖怪どもが住んでおる。」
袋から取り出した竹の水筒から水を飲みながら
黒墨からこの森の危険な物などを教わっている。
丁寧で分かり易いが直ぐに抜ける森の注意点などどうでもいいのだ。
そして、あまりの長さに現実逃避を始めようかと思い始めたころ。
「キャーッ」
僕の頭についていた兎耳が、
微かな悲鳴を森の木々の葉鳴りの音の中から聞き取る。
最悪な事にルーミアを殴り飛ばした方向だ。
「またルーミアか?だとすれば僕のせいで人が!」
その声の方へと走り出す。
「落ちる、落ちるぞぃいっ。」
肩からじいさんの悲鳴が聞こえる気がするが気にしている場合じゃない。
ある程度声の響いている方向へと進んできて、
声の主を探していると茂みが揺れ、
身長が120センチ代の少女が飛び込んできた。
勢いのついたそれに鳩尾を捕らえられ涙が出そうな痛みが鈍く広がる。
「むしがぁああっ!誰かとってぇええっつ!」
頭をヘッドバンキング並に振っていた少女はこちらに気がついたのか涙目でこちらを 見上げてくる。
その姿は、そう言う趣味のない自分にさえもとても、こう。きゅんっとなった。
つまり、言葉にできないくらいに
可愛らしかったのである。
そして、少女はよく見ると何でもござれの幻想郷ですらあまり見ないであろう格好をしていた。
フードつきの黒いローブをまとい、
中には白色と紫色の縞模様のポンチョを羽織る。
おまけに、少女の背のたけ程もある、
金で覆われた羽ペンを右手に持っていたのだった。
観察を終えると頭の上にくっついていた
緑色の芋虫を取ってやる。
すると、
「ありがとう、おにいさん♪」
彼女は、フードをとり流れるような長い