『まだ結婚できない男 #10【幸せになりたくて悪いか!!】』のテキストマイニング結果(キーワード出現数ベスト20&ワードクラウド)
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『まだ結婚できない男 #10【幸せになりたくて悪いか!!】』のEPG情報(出典)&解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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[終]まだ結婚できない男 #10【幸せになりたくて悪いか!!】[字][多][デ]
「幸せになりたくて悪いか!!」
阿部寛 吉田羊 深川麻衣 塚本高史 稲森いずみ詳細情報
おしらせ
「東アジアE-1サッカー選手権2019 男子 日本×中国」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。
番組内容
桑野(阿部寛)が家の設計を担当している木村(伊藤正之)と離婚しようと思っている妻が、建築差し止めの訴訟を起こす。しかも妻の弁護人はまどか(吉田羊)で、夫側の証人として出廷することになった桑野は、法廷でまどかと対峙することになる。
有希江(稲森いずみ)や早紀(深川麻衣)が見守るなか、開かれた裁判では、一同が心配した通り、桑野とまどかの論争がヒートアップ。しかし、まどかのある言葉が桑野の胸に響く。
番組内容2
また、そんな2人の姿を見た有希江の胸にもある思いが・・・。そんななか、長野で暮らす母親の体調が良くないと知ったまどかは、地元に戻って母親の弁護士事務所を継ぐべきか迷っていた。話を聞いた有希江は複雑な心境。一方、事情を知らない桑野は「見てほしいものがある」とまどかの事務所へやって来て、ある設計図を取り出す…。
持ち前の偏屈さと独りを愛する性格ゆえ、結婚はもちろん恋人も作らず、
番組内容3
これまで独身を謳歌してきた桑野。しかし、ケンカしながらも関係を深めてきたまどか、桑野を好意的に見守ってきた有希江が、揺らぐことのなかった桑野の人生観に変化をもたらすのか?人生100年時代。桑野が最後に選ぶ幸せとは・・・?
出演者
阿部寛三浦理恵子
尾美としのり
稲森いずみ
草笛光子
スタッフ
【脚本】
尾崎将也『結婚できない男』『アットホーム・ダッド』『シグナル 長期未解決事件捜査班』(関西テレビ)他
【演出】
三宅喜重(関西テレビ)『結婚できない男』『パーフェクトワールド』『僕のヤバイ妻』『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』
小松隆志(MMJ)『結婚できない男』『美しい隣人』『白い春』(関西テレビ)
植田尚(MMJ)『結婚できない男』『サキ』『まっすぐな男』『鬼嫁日記』(関西テレビ)
スタッフ2
【チーフプロデューサー】
安藤和久(関西テレビ)
東城祐司(MMJ)
【プロデューサー】
米田孝(関西テレビ)
伊藤達哉(MMJ)
木曽貴美子(MMJ)
【制作】
関西テレビ
MMJ(メディアミックス・ジャパン)
ご案内
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(桑野信介)これ。
(吉山まどか)あっ
私が出した内容証明ですけど
どうして桑野さんが?
僕がこの旦那さんの家を
設計することになったんです。
桑野さんが?
旦那さんは裁判になっても
闘うと言ってますけど。
Tell me about
tomorrow's meeting place
and time by e-mail, OK?
イエス。
(木村)もともと家内とは
特に 仲が
悪かったわけじゃないんです。
けんかというほどのけんかも
してないし。
なのに私が退職した頃に
急に離婚してくれって言いだして。
熟年離婚の典型的パターンですね。
(浅野)だとしても どうして
別れた夫が家を建てるのを
阻止しようなんて。
きっと悔しいんですよ。
こっちが
離婚されて落ち込むでもなく
前向きに
次の人生を計画してるのが。
実は相手の弁護士を
ちょっと知ってるんですがね。
(浅野)えっ?
まあ 優秀な面もありますけども
ねっ。
気の強さだけが取り柄というか。
(浅野)いや 桑野さんには 今回
証人として
出廷していただけないかと
思ってたんですよ。
えっ?
(浅野)相手の弁護士さんと
お知り合いとなると
お願いしにくいですね。
かまいませんよ。
(丸山)えっ 桑野さんが証人?
(村上英治)
うん 何か裁判に出るんだって。
(詩織)
裁判って… 大丈夫なんですか?
まあ 被告じゃないからね。
(映子)何を証言するんですか?
家を設計するいきさつとか
作業が ここまで進んでますって
話をするだけだ。
大したことじゃないよ。
(有希江)えっ 桑野さんが証人?
まあ
気にすることもないと思うの。
その家を設計してる立場として
証言するだけだから。
(有希江・早紀)あぁ~。
(玲子)主人は もともと
悪い人じゃないんです。
仕事は真面目だし
性格は穏やかだし。
でも どう言うんでしょう。
あの人といても どこか孤独で。
離婚するってことになったら
これ幸いとばかりに家を建てて
1人で悠々とセカンドライフを
過ごそうだなんて
何だか許せないんです。
(工藤)うれしそうですね。
(早紀)ふふっ ほんと。
この子たち見てると 世の中に
いろんな争い事があるのが
信じられないですね。
人は すぐ箱に入るから。
あっ。
(工藤)どなたですか?
(早紀)
大体いつも箱に入ってる人です。
(早紀)あの人と話してると
何か癒やされるんです。
怖がって逃げてたくせに
急展開だな。
ふふっ。 あっ 桑野さん
裁判に証人で出るそうですね。
もう情報が拡散されてんのか。
どうして人って争うのかな。
それが人間だからだよ。
桑野さんも箱から出て
自分から人に歩み寄ることを
してみたらどうですか?
自分が調子がいいからって
随分 上から目線だな。
ほら そういうとこが。
ひげの濃い彼女と仲良くしろよ。
♬ フフ~ン フフフ~ン
あれ? ここ 寸法違うじゃねぇか。
(棟梁)あっ そこな
予算削減で変更したんだよ。
だったら早く言えよ。
今言ったからいいだろ。
お前な…。
あっ そうそう。
うち 息子が継ぐことになったから。
えっ?
おい アキラ。
(小林)ん?
あっ どうも 小林です。
あんたも ついに引退か。
寂しくなるな。
引退なんかしねぇよ。
えっ?
何が人生100年だよ
俺は120まで生きるんだから。
知ってっか?
120歳のことを
大還暦っていうんだぞ。
やっぱり学があるんだな。
ということで これからも
俺同様 仲良くしてくれ。
俺たち 仲良かったのか。
♬~
いらっしゃい。
(留美)いらっしゃいませ。
どうも。
どうも。
ブレンド お願いします。
はい。
明日 裁判ですね。
そうですね。
証言の準備はできてますか?
守秘義務です。
そうですか。
しかし あなたと
裁判で対決することになるとはね。
べつに対決なんかしません。
どうですかね。
対決したいんですか?
それは成り行きしだいですよ。
ははっ そうそう。
こないだの
英治君の結婚式の写真見る?
あっ 見る見る。
あぁ~ はははっ。
(有希江)あぁ~!
はははっ。
(有希江)桑野さんのスピーチ
良かったですよね。
いえ。
まあ。
誰かが
原稿 書かなかったもんだから。
すいませんでしたね。
(有希江)結果的に
いいスピーチができたんだから
良かったじゃないですか。
ねぇ。
まあね。
ふふふっ。
あっ。
(有希江)あっ ブーケトス。
これね
つい真剣になってしまって。
うっ!て ははっ。
ふふふっ。
で ブーケトスの効果は
あったんですか?
まだ特には。
ははははっ はははっ…。
あっ ブーケトスが始まったのは
14世紀のイギリスで
女性たちが
花嫁の身につけてるものや
小物を勝手に取ってしまうことが
多くて
それを防ぐために あえて
ブーケを
先に投げることにしたそうですよ。
へぇ~ そうなんですか。
まあ 言うなれば
先に餌を散らして
ごまかす作戦だったんですね。
そんな言い方。
まあ それで
花嫁の幸せにあやかれたら
結構なことなんですがね。
今のを聞いて
激しくテンションが下がりました。
まあ ブーケに悪気はないんでね。
悪気があるのは あなたでしょ。
ふっ。
はぁ~。
はぁ~。
♬「まだスイミー」
♬~
♬~
♬ 不思議なことがあるよ
♬ 綺麗なことがあるよ
♬ 秋の匂い
♬ 屈む風が僕を勇気づける
♬ 奥にかさばった遠い日の想い
♬ 今まだ晒せるだろう
♬ かなわずも
♬ 失くすことのない
♬ あの日覚えた小さな騒めきも
♬ 揺らめいて輝き増すように
♬ 日々を泳いだ
♬ もうすぐ君に逢いに行くから
♬ 君に逢いに行くから
♬~
♬~
(横井)今日は いいのないっすね。
(前川)おっ この
「建築工事差止請求事件」って
何かな?
今日は証人質問か。
いや これだけじゃ
想像がつかないな。
何すかね。
あっ ここだ ここだ。
うわ~。
(桜子)うわ…。
何だ お前ら。
えっ?
桑野さんの証人ぶり
見たいじゃないですか。
知り合いが裁判に出るなんて
めったにないですからね。
暇人め。
応援します。
応援は いい。
≪(ドアの開閉音)
(早紀)
えぇ~ 私 裁判所って初めて。
(有希江)私も自分の離婚裁判以来。
あれ?
こっち座れば?
(早紀)はい。
(有希江)ありがとう。
…ったく 懇親会か。 ちっ。
では 原告代理人
質問はありますか?
はい。
では 質問します。
どうぞ。
この家の建築のための
契約関係についてはわかりました。
ところで 証人によると
この家に木村さん1人で暮らす
ということですが
それは本当ですか?
そうですよ。
本当は誰か他の人と一緒に
住むんじゃないですか?
そんなことはありません。
なぜ あなたに
そう断言できるんですか?
設計するのは あなたでも
出来た家に1人で住むか
誰かと一緒に住むかなんて
わからないじゃないですか。
女と住むとでも
言いたいんですか?
その疑いがあります。
もし誰かと住むことを隠して
離婚協議を進め
この土地を
取得しようとしていたとしたら
この家の建築の正当性は
失われます。
はっ 見当違いもいいとこですよ。
なぜ あなたにわかるんですか?
私は あくまで
1人用の家を設計してますから。
この家に誰かと一緒に住むなんて
不可能なんです。
どうして
そこまで断言できるんですか?
聞きたいですか?
聞きたいです。
ご説明しましょう。
あれ出して。
はい。
♬~
もっと高く。
あっ はい。
もう少し もっと。
これは既に提出してある
家の設計図の拡大版です。
まず このリビング
一見
ただのつまらないリビングです。
普通 リビングは
客が来ることも考えて
余裕のある造りにするもんです。
しかし ご覧ください。
この家のリビングは
食事から
テレビ鑑賞 昼寝 筋トレなど
全て1人だけの世界で
ほとんど動くことなく
行なえる仕様になってます。
貧しかった独身時代に住んだ
狭苦しい4畳半のアパート
あの状態を
あえて再現してるんです。
それだけじゃありません。
玄関 バス トイレなど
日常生活で使う場所が
全てリビングから5歩で
直 行ける設計になってます。
裁判長。
でも ここに
広い部屋があるじゃないですか。
物置です。
棚を並べる予定ですよ。
えっ ここは?
1人の寝室にしては広いですよね。
趣味用のスペースを
確保するためです。
趣味?
つまり この家全体が
いかに
快適に1人暮らしをするか
その一点に集中した設計に
なってるんですよ。
そ… そんなのは。
今 誰かと住むんじゃないか
って言われて
慌ててくっつけたことでしょ?
いえ。
私は設計の最初の段階から
それを考えていました。
最初から? そんなことが
証明できるんですか?
できますよ。
ここと ここと ここと
ここと ここ。
家の中の壁の5か所に
穴が開いてますね。
何ですか?
これは
鉄道模型を走らせる穴です。
えっ?
鉄道模型が
家の中を縦横無尽に駆け抜ける
まさに 夢のような設計ですよ。
(小声で)聞いたことありません。
結婚生活の間
旦那さんは鉄道模型の趣味は
持っていませんでした。
その話は虚偽じゃないんですか?
木村さんは
ずっと鉄道模型が好きだった。
しかし
奥さんには黙っていたんです。
えっ?
なぜですか?
インテリアが趣味の奥さんに
気を遣って
家で模型を走らせるのを
我慢してたんですよ。
あなたは一緒に同居する男性が
家の中を
鉄道模型を走り回らせたい
そのために家じゅうの壁に
穴を開けたいと言ったら
OKしますか?
えっと…。
というか
ここは あなたに質問する場です。
私に聞かないでください。
逃げるんですね。
逃げてません。
人は必ず
誰かと一緒に
暮らしたいに決まってる。
そんな固定観念が 女と一緒に
暮らすはずだなどという
邪推を生んだんですよ。
固定観念?
いくら自分がそうだからってね
そういう主観は排除して
この場に立っていただきたい。
誰かと暮らしたい
1人は寂しいというのは
人として自然な感情でしょう。
そうじゃない人間だっていますよ。
ごく一部です!
異議あり!
裁判長 原告代理人は
1人が嫌だという
個人的感情をぶつけています。
証人に
異議申し立てる権利はありません。
ないんですか?
ありません。
それと 原告代理人は冷静に。
はい。
質問は まだ続きますか?
旦那さんは
好きな模型の趣味を我慢して
寂しかったでしょう。
でも
奥さんだって寂しかったんですよ。
1人でも寂しいのに
一緒にいて もっと寂しいなんて
そんなの。
お互いが…
お互いが
ほんの少しでも心を開いて
相手の立場に立てば…。
それは質問ですか?
いえ 違います。
失礼しました。 これで終わります。
証人は席に戻ってください。
♬~
♬~
(木村)しかし 相手の弁護士さん
面白い人でしたね。
ふっ すぐに感情的になって
どうなんですかね
あれは弁護士として。
(浅野)
弁護士も人ですから はははっ。
でも どうして模型のことを
奥さんに言えなかったんですか?
どうしてですかね。
♬ フフフ フ~ン フ~ン
ふっ。
「いつものように
一人キャンプにきたら
思わぬ出会いが…」。
新しい友達と
2人キャンプを満喫してます。
「一人より二人が楽しいですね」。
ふっ。
彼は田舎暮らしの本を
出してる人です。
いろいろ教えてもらってますか。
金田。
≪ピンポーン!(インターホンの音)
≫ピンポーン!
(早紀)あっ。
あれ? どうも。
私 これから
工藤さんと映画観にいくんです。
映画?
あいつと
激しい恋ができるといいな。
あぁ~ 最近
自分が激しい恋をしないと
そういうお芝居が
できないなんてこと
ないんじゃないかって思うんです。
ふっ 調子がいいと強気だね。
だって 殺人犯を演じるのに
人殺ししなきゃいけない
なんてこと ないですよね?
まあ それはそうだ。
というわけで
この子たち
預かってもらえませんか?
調子がいいな。
いいよ。
ありがとうございます。
おっと。
(早紀)いい子でね。
ははっ。
♬~
(回想)誰かと暮らしたい
1人は寂しいというのは
人として自然な感情でしょう。
ふぅ~。
ふっ べつに。
お互いが…
お互いが
ほんの少しでも心を開いて
相手の立場に立てば…。
ふぅ~。
ちっ よし。
♬~
♬~
はぁ~ よし。
♬~
あれ? あいつらは?
♬~
お前ら。
♬~
(有希江)えっ 長野に?
そうなの。
こないだから母の具合が悪くって。
いっそ こっちの事務所を畳んで
向こうで
母の事務所を継ごうかなんて。
もう決めたの?
ううん まだ迷ってる。
はぁ~ そりゃそうよ
せっかく ここまでやってきて。
それに ほら
こっちの人間関係だって
いろいろあるでしょ。
(有希江)桑野さんには話した?
べつに桑野さんに話すことでも…。
相談してみたら?
えっ?
あぁ~ 長野に行ったほうがいい
そのほうが結婚できるよ
ふふっ!とか言うに決まってる。
そうかな?
いや 有希江さんは
桑野さんと
いい感じでしゃべれるから。
でも 私は…。
私と桑野さんが
いい感じに見えるのは
私があの人に合わせてるだけ。
好きでやってるわけじゃないから。
えっ そうなの?
そうよ。
私だって ほんとは
あんなめんどくさい人 嫌よ。
だって こないだ
桑野さんと食事して
楽しかったって。
すいません うそでした。
えっ?
あなたを たきつけてみただけ。
えっ どういうこと?
桑野さんと あんなに
ちゃんとけんかできる人
あなたしかいない。
けんかするってことは ちゃんと
向き合ってるってことだから。
まあ それは外野の意見だから。
はぁ~。
う~ん。
(香織)おかえりなさい。
ただいま。
うわ!
ふふふふっ。
どうも。
どうも。
バナナ忘れました。
いいんですよ。
はい。
何ですか? 今日は。
あの夫婦 どうなりそうですか?
裁判官から和解の提案が出てます。
1度
話し合うことになると思いますが。
そうですか。
ちょっと
見てほしいものがあるんですけど。
はい。
うん?
これ 木村さんの。
変更を加えてみたんです。
どうして私に?
あっ。
2人が
やり直す気に
なってもいいように
はっ 2人で
新しい暮らしを始めるための
そんな家にしてみました。
リビングは
2人が ゆっくり語らえるように
狭すぎず 広すぎず。
それぞれが
自分の世界を確保しつつも
いつも お互いの存在を
忘れずにいられるような
そんな設計にしてみました。
いいじゃないですか。
でも どうして これを私に?
あなたから あの夫婦に
提案してくれませんか?
私から?
わかりました。
お願いします。
でも 急にどうしたんですか?
1人で暮らす家に
あんなに こだわってたのに。
まあ 人生100年
1人で平気な人は
それでいいんですがね。
あなたが あんまり
1人じゃ寂しいとか
1人じゃ死ぬとか
言うもんだからさ。
死ぬとは言ってません。
まあ とにかく そういうことです。
♬~
ありがとうございました。
♬~
(圭子)たまには
みんなで外食もいいわね。
あっ ねえ 水ギョーザも頼む?
(育代)
ちょっと注文し過ぎじゃないの?
(中川)あっ いいじゃないですか。
すいません 水ギョーザ。
(ゆみ)ごほっ ごほっ!
このマーボー豆腐 辛っ。
(圭子)
ちょっと子供には辛かったかな?
子供じゃありません。
んっ。
(育代)
ゆみは留学して何になりたいの?
(ゆみ)うん? 私 自分で
お金を稼げる人間になりたいの。
うわ。
(中川)だったら 医者と結婚して
うちの病院継げば
お金の心配いらないぞ。
(圭子)そうよ
わざわざ苦労しなくたってね。
うん。
(ゆみ)はぁ~ あのさ
何で
私が男と結婚する前提で話すの?
女性を
好きになるかもしれないじゃない。
えっ? お前 それって…。
例えばの話よ
可能性は無限にあるってこと。
若いっていいわね。
(中川)
信介 黙ってないで何か言えよ。
やっぱり
1人のほうがいい気がしてきた。
ははっ。
ふっ。
私 最近 調子 良くてね。
まあ しばらくは
当分 生きられそうな気がするわ。
ほう 良かったな。
ふふっ。
1人でできることは1人でする。
でも 困ったことがあったら
お願いするわね。
どうも。
どうも。
ブレンド お願いします。
(有希江)はい。
木村さんの奥さん
訴えを取り下げました。
あっ そうですか。
しかも 離婚するのをやめて
もう1度 やり直そうってことに
なったそうです。
ほう。
(留美)良かったですね。
でも 急な展開ね。
桑野さんの
あの新しい設計図のおかげです。
2人共 やり直したい気持ちは
あったそうなんですけど
なかなか
言いだせなかったそうです。
でも あれを見て
はっきり言えたんですって。
ここで2人で暮らそうって。
(有希江)へぇ~。
家って
すごい力があるものなんですね。
ははっ。
ふふふっ。
後 こんなことも言ってました。
私と桑野さんのけんか?
…を見て
自分たち夫婦は ちゃんと
けんかしてなかったんだなって
思ったって。
けんか?
ふふふっ。
(有希江)じゃあ
桑野さんと まどかさんが
あの2人を仲直りさせたのね。
ははっ そんな。
ねぇ。
でも けんかしてたって 本当は…。
あっ そうだ。
もう1つ ご報告がありまして。
何ですか?
私 長野の母の事務所を
引き継ぐことになりました。
えっ?
ふふっ。
(有希江)決めたの?
う~ん やっぱり
母の具合が いまひとつみたいで。
仕事 セーブすればいいのに
自分を頼ってくる依頼人を
断るわけにはいかないって
言い張るし。
まあ ここは 私が
助っ人に入るしかないなと思って。
東京にだって
まどかさんの依頼人がいるでしょ。
もちろん 今 抱えてる案件を
一区切りつけてからの話だけど。
そう。
(留美)会えなくなるんですか?
いや 長野と東京なんてね
新幹線で1時間ちょっとよ。
いつだって会えるじゃない。
ねぇ ははははっ。
じゃあ お母さん お大事に。
ありがとうございます。
えっ じゃあ 僕は
これで失礼します。
(有希江)あの コーヒーは?
あっ ちょっと まだ仕事が
ちょこちょこっと残ってまして。
それじゃあ。
どうも。
♬~
おいしい。
はぁ~。
決めたのね。
うん。
そう。
ごめんね 心配かけて。
あぁ~ 残念。
ん?
これで あなたと桑野さんの
けんかも見納めか。
何よ それ。 ははははっ。
はぁ~ なんてね。
ありがとう。
ふふふふっ。
≫いらっしゃいませ。
≫いらっしゃいませ。
♬~
ふぅ~。
あっ。
いらっしゃいませ。
いらっしゃいませ。
ポイントカードありますか?
ありません。
ポイントカードありますか?
あっ あります。
はい お預かりします。
自分が いつも行くコンビニで
知り合いを見かけると
自分のテリトリーが侵食されたような
気分になりませんか?
なりません。
そうですか。
で いつですか?
えっ?
長野に帰るのは。
あぁ~ それは まだ。
こっちで
いろいろなことが片づいてから。
あの それは いつ帰るか
わからないということですか?
それとも
帰るかどうか
わからないということでしょうか。
えっ それは
そう言われると…。
どっちなんでしょう?
えっ?
やり残した仕事もあるし
有希江さんや早紀ちゃんたちとも
仲良くなれたのに。
あぁ… いや。
桑野さんとも。
えっ?
あっ いや やっくんの件とか
いろいろあったじゃないですか。
あぁ~。
はははっ。
でも 何だろう。
みんな置いてっちゃうみたいで…。
まだ迷ってるのかな?
ふふっ 桑野さんには
笑われるかもしれませんけど
私は1人じゃ…。
もしかして
行かないでほしいって
誰かが言ってくれたら…。
ふふふふっ そんな感じです。
はははっ。
ははははっ。
そんな感じですか。
ふふふっ。
じゃあ 私 こっちなんで。
あっ ははっ それじゃあ。
どうも。
♬~
≫(自動ドアの開閉音)
あっ こんばんは。
やあ。
(マナーモード)
お母さん?
うん 今お墓参り。
あっ はいはい
これから行きますよ。
はい。
♬~
ふぅ~。
♬~
♬~
はぁ~。
一極集中。
はぁ~。
プルルル…(呼び出し音)
プルルル…
はぁ…。
はぁ~。
どうも。
どうも。
長野に帰ってたんですか?
ええ 母に会ってきました。
母は意地張って
帰ってこなくていいって
言うんです。
ほんとは
寂しいんだと思うんですけどね。
でも 私は…。
ちょっと いいですか?
えっ?
あなたの話を聞く前に
僕の話をしてもいいですか?
はあ どうぞ。
やっぱり
長野に帰るというのは
どうなんですかね。
えっ?
いや 確かに長野に帰れば
まあ お母さんの知り合いを
紹介してもらって
まあ 仕事の心配はないだろうし
うまくいけば
ついでに
結婚もできるかもしれませんよ。
でも その反面ですよ
一から その… 人間関係を
構築していくっていうのは
なかなか手間と時間がかかります。
まあ。
そう考えると
まあ
仮に不完全かもしれませんが
こっちで築いた人間関係で
ものを考えたほうが
いいんじゃないかと。
それに
東京一極集中は問題ですが
ははっ
あなた1人が帰ったところで
焼け石に水ですよ。
それは。
それに まあ 極論にすれば
1週間ごとに こっちと向こう
行ったり来たりすればいいわけで。
そんな面倒なこと。
あっ いや
新幹線で1時間ちょっとって
言ったじゃないですか。
正確に言えば
かがやきで80分ですよ。
知ってます。
まあ そういうわけで。
どういうわけですか?
長野に帰るのは
やめたほうがいいってことです。
えっ?
あなたがいないと…。
つまらないし。
寂しくなるので。
♬~
まあ
お母さんのことありますから
無理にとは言いませんけど。
♬~
はぁ~。
♬~
男性に
そういうこと言われるって
ううっ…。
うれしいもんですね。
えっ?
はぁ~。
桑野さんがそこまで言うなら。
♬~
それじゃあ。
ははっ。
しかたないですね
帰るのやめます。
ほんとですか?
母も それでいいって
言ってくれるでしょう。
そうですか。
ええ。
はははっ。
はははっ。
ははっ。
はははっ。
はははっ。
じゃあ
次は本番で。
えっ?
リハーサルは うまくいったから。
え~っと
リハーサル?
ええ。
ゆうべね 寝ずに ず~っと
言うことを考えてたんですよ
ふっ。
意味が ちょっと…。
何で もう1回?
さっき ほら
大事なとこで
ちょっと僕かんじゃったし。
えぇ~。
あぁ~
あの 最初からだと
まどろっこしいんで
東京一極集中あたりから
いいですか?
何ですか それ。
えっ?
ていうか
私 泣いちゃったじゃないですか。
どうしてくれるんですか。
いや 良かったら ほら
次も泣いたらいいじゃないですか。
別の意味で泣きそうです。
いや だって ほら あの
男性から こういうこと言われると
すごいうれしいんでしょ?
もう1回言われたら
更に うれしいんじゃないの?
1回で結構です。
ていうか
さっきのも台なしじゃないですか。
あれ?
あっ!あぁ~ もう やだ!
変な人!
はぁ~。
何で?
(映子)これですよ ここ。
ゼロが
1個足りないじゃないですか。
えっ?
(桜子)ちょっと…。
(映子)しっかりしてくださいよ。
でも 領収書いってません?
(詩織)桑野さん。
ん?
(詩織)
どうして不機嫌なんですか?
知るかよ。 どうせ まどかさんと
けんかでもしたんだろ。
(詩織)でも 今回 長いですね。
(映子)
事務所の生産性に関わります。
(詩織)で 結局
けんかって何なんですか?
だから 知るかって。
何だ これ ちっ。
ちっ 何… はぁ~。
はぁ~。 まどかさん
早紀ちゃんね
新しいお芝居決まったんだって。
そう おめでとう。
(留美)けっこう重傷みたいですね。
(有希江)あぁ~
かなりひどいけんかだったみたい。
けんかってどんな?
それが聞いても言わないの。
≫いらっしゃいませ。
≫いらっしゃいませ。
あっ。
あっ。
あの。
はい。
みんなも気にしてるみたいだし
いいかげん仲直りしませんか?
まあ そっちがそう言うなら。
じゃあ そういうことで。
はい。
食べますか?
はい。
どうも。
うん。
これ おいしいですよね。
でしょ?
ふふっ。
あっ
あれから
お母さんとは どうですか?
ええ 時々電話して
前より頻繁に実家に帰って
顔見せるようにしてます。
そうですか。
母のことをちゃんと
考えられるようになったのは
桑野さんのおかげです。
いえ。
パチン!
そうだ。
ん?
映画のチケットが
2枚あるんですが
行きませんか?
映画?
アクションものですか?
ただの
アクションじゃないんですよ。
敵味方が入り乱れて
時空を越えて
人工知能を奪い合う話です。
ややこしそうですね。
かなり。
どうしようかな。
嫌なら べつに。
桑野さんの解説付きですか?
えっ?
予習と復習 懇切丁寧な。
あなたが どうしてもと言うなら。
しょうがないから聞いてあげます。
しょうがないな
望むところですよ。
ふふふっ。
ふふふっ。
あっ。
ん?
もう時間がない 行きましょう。
えっ 今からですか?
そうですよ。
あっ これ
ハリウッド映画ですか?
これはね
うわ じゃあ 字幕がないと
絶対わかんないですね。
大丈夫です
僕が全部説明しますから。
ははっ ありがとうございます。