セーラームーン好評 外国人つかむアニメミュージカル
TOKYO 劇場都市への課題(下)

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東京
2019/12/4 2:00
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日本経済新聞 電子版
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「美少女戦士セーラームーン」の米国でのミュージカル公演は好評を得た(C)T・P/SMTSL

「美少女戦士セーラームーン」の米国でのミュージカル公演は好評を得た(C)T・P/SMTSL

ニューヨークの劇場街「ブロードウェー」で、日本のアニメ「美少女戦士セーラームーン」を再現したミュージカルが3月に公演された。日本人俳優が日本語で演じるにもかかわらず、チケットは完売し、3公演で3千人を動員した。東京であれば若い女性に人気だが、米国では観客の年齢層が幅広く、男性も多かったという。

同公演のプロデューサーであるネルケプランニング(東京・目黒)の松田誠会長は「劇場関係者から『なぜ3公演しかやらないんだ。もっと続けてくれ』との声もあった」と振り返り、理由をこう分析する。「本物が来たといってもらえた。日本人が演じるから、アニメキャラクターが目の前にいると受け止めたのだろう」

【「TOKYO 劇場都市への課題」前回記事】
(上)渋谷、日比谷は東京の劇場街か ブロードウェーとの差
(中)観劇「夜は市場にならず」 東京、進む「マチネ」化

日本が生み出すアニメやゲームは発信力の高いコンテンツだ。それらを原作とするミュージカルは2次元と3次元の間にある「2.5次元ミュージカル」と呼ばれ、…

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