2019.12.04 text by 加藤 貴宏

業務改善の為の判断基準(都度更新)

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この記事はGYOMUハック/業務ハック Advent Calendar 2019の4日目の記事です。

はじめに

業務改善を実施する際には、色々と決断を求められる事があります。

改善が必要なものが複数発生した場合に、順番をどうするのか。
手段が複数発生した場合に、何を採用するのか。
そもそも無くすべき業務をどうやって判断するのか。

本記事では、業務改善を実施する際に役に立ちそうな判断基準を記載していきます。

業務改善の内容によって判断基準は変わりますので、目的別に分けて記載しようと思います。

業務改善の取り組み順を判断する為の基準

業務改善の取り組みが複数ある場合の話です。

取り組みが複数ある場合、どの取り組みから始めていくのか悩ましいところです。

それを判断するために、私がよく使う基準は次の組み合わせです。

  • 効果
  • 難易度(技術、費用、時間、人力、etc...)

取り組みの内容を難易度と効果に照らし合わせて、次の4つのどれに該当するのかをまとめます。

  • 簡単で効果が高い
  • 簡単だが効果が低い
  • 難しいが効果が高い
  • 難しい上に効果も低い

このまとめが終われば、どの取り組みから始めればよいのかが判明すると思います。

私自身の経験だと、まずは「簡単で効果が高い」ものから取り組み、次に「簡単だが効果が低い」もの、「難しいが効果が高い」ものの順に取り組む事が多いです。「難しい上に効果も低い」ものは取り組まない事が殆どで、「難しいが効果が高い」ものも実現が難しいと思ったら取り組んでいません。

止める業務を判断する為の基準

業務の数が増えすぎて、業務のたな卸しをする際に、業務を止める事も視野に入れるかと思います。その際に何を基準にしているかを記載します。

業務を止める場合、よく使う基準は次の組み合わせです。仕事量に見合った成果が得られないのであれば止めてもよいと思っています。

  • 仕事量
  • 成果(利益、売り上げ、閲覧数、etc...)

成果は仕事の内容や状況によって変わると思いますので、もっと具体的な内容にした方が良いかもしれません。

副作用

今回の内容は判断だけではなく、他の方への説明にも役立ちます。

人は基準も無く何かを決められると反発する事がありますが、基準に基づいた根拠を説明をされることで納得する事もあります。

中々話がまとまらないという方は、基準を明確にして、理論的な説明をしてみては如何でしょうか?

最後に

良い判断・周囲の納得を得るためにも、基準を明確にするというのは重要です。

もし、曖昧なまま何かを決めているのでしたら、一度基準を明確にしてみて下さい。

基準を明確にすることで、あなた自身は勿論、場合によっては周囲の方々も楽になるかと思います。

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