神沢和敬
コンビニ最大手のセブン―イレブンのアルバイトらの残業代の一部が1970年代から未払いであることが分かった。本部のセブン―イレブン・ジャパンによると、資料が残っている2012年3月以降だけで全国8千店以上の3万人以上にのぼり、金額は遅延損害金を含めて少なくとも4億9千万円という。10日午後に会見し説明する予定だ。
セブンでは、加盟店がアルバイトらを雇い人件費を負担する。ただ、給与の計算はセブン本部が代行しており、その計算式が誤っていたことが今年9月の労働基準監督署の指摘で発覚した。
時間給で働く従業員が休まずに出勤した場合に払う手当や、職務の責任に対して払う手当について、その残業代の計算の方法が、労働基準法で定められた方法と違っていたことが発覚した。
この計算式は01年10月から使ってきた。ただ未払いそのものは1970年代から続いてきた。未払い分を精査し、すべて本部が支払うという。(神沢和敬)
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