ラグビーの女子関東大会は8日、熊谷ラグビー場で1次リーグ最終節2試合を行い、A組は流通経大グレースが日体大を22―17で破り1位通過を決めた。
流通経大グレースは前半、ゴール前ラインアウトからのモールでナンバー8北野和子(2年・神戸甲北)のトライで先制。その後は互いにトライを取り合い17―17で迎えた終了直前、ゴール前ラインアウトからモールを押して再び北野がトライ。昨季、15人制と7人制の2冠を制した日体大を破った。
2トライを決めた北野と1ゴールのSO大塚朱紗(2年・石見智翠館)は11月の女子日本代表欧州遠征に参加。スコットランド戦で金星を決める逆転トライをあげた大塚は「日本を背負って戦えたのはすごくいい経験になった」とニッコリ。2人は帰国すると即チームに合流したといい「2人ともすごく成長して帰ってきた。疲れが残っている中、よくやってくれたし、チーム全体の成長を感じた」と井上愛実ヘッドコーチは選手をたたえた。