フィリピン人は普段はリラックスしていてジョークをよく言う民族なので、真面目にふるまうのが苦手で、シリアスな場面等では日本人以上に緊張すると思います。

例えば 仕事の面接です。私は 何百人のフィリピーナと面接で話しましたが、ほとんどのフィリピーナは緊張のせいで、どもりまくっていました(面接は英語で行ったという点もありますが)。



また、セブ島の病院で働いていた時に多くの営業マン(医薬品の営業)を見かけました。彼らの多くはオフィスに入って来ても緊張やストレスからか、ろくに話もせずに帰っていくフィリピン人営業マンがひじょうに多いのです。早く緊張やストレスから逃げ出したいのでしょうね・・・

こういった場面では “笑顔”や“ジョーク”を使ってごまかせない為、緊張しまくったりオロオロする事が多いように見受けられます。

思うに、子供時代から何でも親が代わりにやってくれるので(フィリピン人の親は日本人の想像を絶するほど子供を甘やかせます)、本番を経験する機会が少なかったということも関係しているのでしょうね。

だから、緊張し力を出せないのは必然でしょうね ちなみに、ストレスにも凄く弱いですよ。 

だから、ストレスに直面すれば、日本人とは違って彼等はすぐに逃げ出すので追い込まれずにすむのです。

あと、努力や耐え忍ぶことに対してもフィリピン人の考え方が違います。

例えば日本で大流行した“おしん”という番組ですが、当然海外でも大ヒットしました。(63カ国で放送され、中国、香港、ベトナム、エジプト、イラン等で大ヒット。イランやアフガニスタンでは最高視聴率が90%以上)

しかし、フィリピンではなぜか不人気で途中打ち切りでした。そうなのです、フィリピン人は耐えることや努力ということは大嫌いで、楽をして成功することを望むので、おしんが全くうけなかったのです。

ちなみに、忍耐・辛抱・努力・倹約・勤勉という言葉はフィリピンでは全然美徳にはなりません。



辛いことや困難なことに遭遇した時に、フィリピン人のようにすぐに逃げ出せば、欝病等にならないですむと感じます。

実際フィリピンに長年住んでおりますが、鬱病の症状のフィリピン人をほとんど見たことはありません。(精神科や心療内科のクリニックも少なく感じます)

日本人はおそらく、責任感が強すぎたり周りからのプレッシャーが強すぎるので逃げる選択肢がなく、また職場での過労やパワハラ(最近も楽天社員が上司のパワハラによって鬱病になり、労災に認定されております)にも耐えるので、鬱病やひきこもりになってしまうのでしょう。

数少ない精神科医師がよく言っていた言葉は、「辛いときは休みなさい」です。

そうした例や逃げ出すフィリピン人をたくさん見て、逃げ出すことも大事なことだと感じている今日この頃です。
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