オーバーフロー水槽や水槽台・濾過槽などのパーツが揃えば、ポンプを接続して稼動です。
ここで配管について一寸当方なりの考え方を記します。
当方での配管は水流の抵抗を軽減できるように、できるだけ必要以上の曲げや分岐を行なわないようシンプルな配管にしています。
殺菌灯やクーラーの接続をおこなわない場合は、2009/04/29「②自作でオーバーフロー水槽を安く設置しよう!~濾過槽」の画像の通りです。
http://blogs.yahoo.co.jp/uchidasantinoumi/26182223.html
偶に濾過槽への「戻り配管」の必要性を謳っていることを見掛けますが、当方も当時は戻り配管を必要不可欠な配管という認識を持っておりました。
但し、日進月歩で今は不要な配管と認識を変えたのです。^^
戻り配管とは、添付の画像手前の配管ですが、濾過槽の掃除をおこなった際に濾過槽内から流れ出る不純物を水槽内に送り込まないよう、バルブで水流を変え「濾過槽→ポンプ→ウールボックス→濾過槽」と不純物を濾し取る為に空回しをおこなう配管です。
この戻り配管を必要とする場面は、そもそも濾過槽に手を掛けた年に1回有るか無いかの使用頻度が極めて少ない配管であって、通常の稼動時では全く必要のない配管です。
この戻り配管を設けることによって常時使用されない不要な分岐やジョイント部分が増え、ポンプの送水抵抗になっていることや、経年劣化による漏水箇所が増える可能性があることは否定できません。また、戻り配管を接続すると配管内に「死に水」が出来るという理由で、戻り配管に常時通水使用しているケースもありますが、これもポンプの送水量を有効に水槽へ戻せないなど無駄の有る行為となっています。
その様な性質の配管なのですが、そもそも空回しを行なう際は、OF三重管内の送水管をピストルから外すだけで空回しは充分に出来てしまいますので、「戻り配管」というものは特別に必要なワケではありません。
当方のメイン水槽は立ち上げ後、間もなく4年を経過しますが、画像をご覧の通り、戻り配管の分岐はおこなっているものの、ウールボックスへの誘導は未済のままです。
これは必要な時点でエルボを接続してウールボックスへ循環するように配管だけして置いたのですが、濾過容量が確保され、物理濾過の機能が満たされていれば発症は起こり難く、濾過槽の掃除は手を掛ける必要が減っていきます。
この水槽も立ち上げ後一度も濾過槽の濾材掃除はおこなっていないのですが、当面は手を掛けなくても大丈夫のようです。
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