各社から内閣支持率の調査結果が出ている。ここ最近、絶え間なく不祥事を連発している安倍内閣だが、支持率を見ると底の堅さを改めて見せつけている状況だ。
おそらく今宵にかけて、はてブではこのニュースがホットエントリになって、愚かな国民を憂うコメントがいっぱいつくのであろう。けど、国民が愚かだと言っても何も始まらないのであって、さらに言うと国民は彼らが思うほど愚かではない。
実際問題として最も大事なのは目下食っていけるかどうかであって、失業率の改善などによってその問題に対して答えを出している(ように見える)のが、今の安倍政権なのである。そこが崩れない限り、支持率は大きくは変動しないのではないか。度重なる不祥事も、その答えの前では、政治家はどうせ清廉潔白ではないという諦念とともに希薄化してしまうのである。
もっとも、その「答え」が安倍政権の政策のもたらした結果なのかどうかは、本当のところよくわからない。失業率の推移を見ても現政権の政策との関連性が明瞭でなく、政策とは無関係に自然とそうなったのかもしれない。とは言え、よく分からないんだけれども、今の政権が続く限り、政策に大きな変化はなく、「今の状況が崩されない」確率が最も高い。要は「触らぬ神に祟りなし」であって、これが「支持する理由」でよく出てくる「他より良さそうだから」の正体ではないだろうか。
この先、支持率が落ちる場面があるとすれば、明らかに景気が悪くなったときだろう。その時を迎えれば、これもまた政策とは無関係に、政権交代(与党内での交代を含む)の圧力が強まるのではないかと思われる。ただ、長期政権のおごりも散見される昨今、情勢の変化を待たずして一強多弱の情勢から脱せるのであれば、その方がよいだろう。そのためには、現政権よりも国民を豊かにできるビジョンと実行力を肯定的な言葉で主張できる第二勢力が求められる。もちろん、政権の失政や不祥事を追及することを止めてはならないが、同時にそれで政権を引きずり下ろすことができるとも思ってはならず、あくまでもビジョンが第一だという姿勢を維持しなければならないだろう。
反社やジャパンライフが報道では悪く言われているけれど 彼らが一生懸命働いたお金で 日本国民一億二千の電気、水道、国防、道路 日本のすべてのものが賄われてるのだから首相が桜...