寿司レストランの様子のイラスト。
週末は14歳の誕生日を迎えた三男のお祝いに、彼のリクエストによる日本食バフェのランチに行ってきました。
昔は子供の誕生日ごとにお友達を家によんでパーティをしていたものですが、最近は小学生の娘達にはクラスにカップケーキを届けて先生とクラスメイトに祝ってもらうだけで、本番は家族で当人の希望のレストランに出かけるのみにしています。
今回は家から東へ40分くらい高速道路で行った所にある、「Sushi Palace」という名の中国人が経営する始めて行くバフェで、紙にプリントされたメニューに個数を書いて渡すと、作りたてをサーブしてくれるシステムになっています。
ということで席に着くと各自がまず好きな飲み物(別料金)を注文し、早速渡されたメニューの紙に真剣に目を通します。
紙は2種類あり、1枚は刺身や握りずし、巻きずしのメニュー表、もう一枚はアペタイザーで、焼き鳥や揚げ物、サラダなどが書かれてありました。
とりあえずアペタイザーで海藻サラダ、焼き鳥2本、エビシュウマイ10個、餃子4個、チキンフライ2切れ、とんかつ2枚、肉うどん1杯、イカの照り焼き、鶏の照り焼き、揚げ出し豆腐、エビの天ぷら6本、サツマイモの天ぷら1個などを頼みました。
しばらくするとサラダから始まり、次々と運びこまれる揚げ物や総菜たち。
しかし我が家は7人家族でそのうち三人は大学生1人と高校生2人の食べ盛りの男子が三人います。
瞬く間にそれらの食べ物は皿だけを残して消えていきました。
まるでアマゾン川の飢えたピラニアのごとし。
隣に座っていた老夫婦の視線が少し気になりましたが、そんなことはお構いなしです。
ちなみにアラレちゃんかドラゴンボールでもこんなシーンがあったな~、と思いながら今回のイラストを描いてみました。
気が付くと食べものはなくなっており、とくに私と反対側の遠くの席に座っていた主人の方から何度か「お父さんが食べようと思って注文したやつも、みんななくなっちゃってるんだけど・・・。」という声が聞こえてきました。
次に運ばれてきたのは大きな寿司桶でした。
サーモン6貫、マグロ6貫、ハマチ6貫、イカ4貫、卵4貫、貝3貫、ウナギ4貫、8等分ほどに切られたロールを3本(レインボーロールやスパイシーロール、エビの天ぷらロール)、などなど。
(※寿司の数え方に諸説あるみたいですが、今回は1個=1貫ということで。)
隣で老夫婦のご主人がどよめきます。
何と言っていたのかよくは聞き取れませんでしたが、色とりどりの寿司ネタが寿司桶一杯に整然と並ぶ様子を見て、(・・・これがよく見るあの日本の寿司か!)とでも言っているようでした。
なにしろそのお店に日本人は我々の他はおらず、他の席を見ていると天ぷらやカリフォルニアロールなどの巻物や、ポピュラーなサーモン握りなどアメリカ人が普段食べ慣れたネタがほとんどで、マグロやハマチ、イカ、貝などはあまり食べていない印象でした。
そして寿司桶一杯の寿司もあっという間になくなり、2周目に突入です。
2周目も1周目のオーダーと大して変わらない量(流石に寿司はサイズダウンして寿司桶ではなくなりましたが)をオーダーし、3周目はまだ食べ足りなかった主人が何貫か握り寿司をオーダーし、9歳にしてサーモンの美味しさに開眼してしまった長女が刺身を何切れか頼んで食べていました。
ちなみにその間、やはり中国人とみられるウェイトレスの若い女の子たちが、我々の空いた皿を片付けたり新たにサーブしたりひっきりなしに動いてくれていました。
最後にアイスクリーム8個分(抹茶、小豆、チョコなど)をオーダーし、ウエイトレスの女の子に「これで最後で大丈夫ですか?もうメニューの紙はいりませんか?」など確認されつつお会計を終えました。
(心なしか疲れているように見えました。)
少々お高いけど寿司のネタも新鮮だったし、みんなでワイワイ料理について話しながら食べれたので、こういうタイプのバフェもたまには良いな、と思いました。