転職に失敗して、前の会社に出戻りを成功させる秘訣について書きます。
自分のこれまでの記事の中で「Google」や「Yahoo!」で検索されて読まれている回数が1番多い記事はこれです。
「転職したけど前の会社に戻りたい」と思っている人が多いのではないかと思います。
私も転職を5回した中で実際には出戻りしたことはないですが「前の会社に戻りたい」と思ったことはあります。
今回は先程の記事の続きで「転職をしたけど、前の会社に戻りたい」と思っている方に送ります。
何故、出戻りたい?
前の会社との比較
様々な点から前の会社と転職先を比較すると「やっぱり前の会社の方が良かった、、この転職は失敗だった」と思ってしまうことがあります。
給与や仕事内容は転職する前に確認しているはずなので、そういう大きな部分ではなく、細かい部分で比較してしまい不満が募るケースがあります。
- 備品を自由に購入できない
- 休憩があまり取れない
- 朝礼、会議が長い
- 提出書類が多い
などなど「前の会社はこんなんじゃなかったのに、、、」と入社してから、気がつくこともたくさんあります。
当然ですが、会社によって書類を1枚提出するだけでも全然やり方が違います。
「なんで、こんなにめんどくさいやり方なんだろう?」と思うこともあります。
ただ慣れていないだけ
前の会社との比較したことでも慣れてしまえば、どうってことのないこともあります。
例えば、転職先は朝礼時にみんなの前で今日の目標や行動内容を発表する習慣があったとします。
最初は「なんでみんなの前で今日の目標なんか言わないといけないんだ」と思いますが、時期に慣れていくものです。
慣れるまでは、なかなか受け入れられずにしんどい思いをするかもしれません。
聞いていたのと違う
仕事内容や配属部署の課題や現状などが、入社前に聞いていた内容と違うこともよくあることです。
- 部下のマネジメントをするために入社したのに、自分も手を動かさないと、全然仕事が追いつかない。
- 経理だけをやれば良いと聞いたのに、総務や人事の仕事までしないといけない。
特に大企業から中小企業に転職をした時にこのようなことがよく起きます。
大企業のように職務が細分化されていないことと、中小企業は社長が自ら面接する場合も多いです。
社長自体が自分の会社の職務をよくわかっていないのと仕事内容を「誰でもできる」と軽視しがちなので、このように「こんなの聞いてない!」問題が発生します。
出戻りを成功させるために
退職の仕方が重要
前の会社に戻りたいと思っていても、砂をかけて辞めるような退職の仕方をしていれば当然ですが、出戻りはできません。
出戻りを前提に退職するのはおかしいですが、出戻りのことも考えて、円満退職をすることは必須条件です。
- 引継ぎ資料作成
- 退職時期の調整
- 関わった人への挨拶やお礼
これらは最低条件として、自分が退職しても、残った人が困らないように調整して退職しましょう。
出戻る、出戻りをしないに関わらず、退職する時にするべきことではありますね。
前の会社との繋がりを保つ
できれば、前の会社との繋がりは当分の間は残しておきたいですね。
その繋がりが上司であれば、なおさら良いです。
理由としては。やはり「出戻りしたい」ということはなかなか言い出しづらいですよね。
前の会社の上司と飲みの席などで「転職先に合わない」ことを話せば「じゃあ、戻ってこいよ」と言われるかもしれません。
こうなれば、こっちのものです!
上司の方から誘ってくれた形になるので、出戻りの段取りもスムーズに行きますし「戻ってこいと言われたから、出戻りしたんだ」という、まわりに対しても大義名分ができます。
転職以上の覚悟が必要
ある意味、1番重要かもしれません。
出戻りを決意したら、転職した時以上の覚悟が必要だと思います。
出戻りの人を見ていると、二通りのパターンに分かれます。
- 在職中の時より、頑張って出世して長く勤務し続ける人
- 出戻り後、何ヶ月かでまた退職する人
出戻って「俺にはここしか居場所がない」と覚悟を決めて仕事に取り組めば、出戻りは成功する可能性が高まります。
取り敢えず、転職先から逃げることができ、慣れている前の会社に出戻りができて「ホッと」している人は危険です。
厳しいことと言うようですが、1度退職をしているのですから、在職中よりは厳しい目で見られることぐらいは覚悟をして出戻りをしないといけません。
隣の芝生が青く見えて、転職を繰り返す可能性が出てきます。
覚悟を持って出戻りましょう。
出戻りは慎重に考えよう
出戻り自体は悪いことではありませんが、落ち着いて慎重に考えて結論を出しましょう。
前の会社は退職したのです。
ということは、何らかの不満があったため退職したのは確かです。
安易に転職先の理不尽さなどが理由で出戻りするのは、慎重に考えた方が良いです。
慣れればどうってことないこともありますし、人間不思議なもので、あれだけ嫌で退職した会社なのに月日が立つと、そのつらさを忘れてしまい「前の会社は良かった、、」と幻想を抱いてしまうことがあります。
転職先で充実していれば、その幻想も抱かないですが、最初に書いたような「聞いていたのと違う」や「思っていたより、仕事がきつい」などの「出戻り理由」が発生すると「前の会社は良かった」と思うようになります。
もう1度書きますが、
前の会社は1回は退職した会社です!
転職したのは実現したい夢や目標があったからではないでしょうか?
転職をした理由に立ち返り、それでも「出戻り」をしたいかよく考えるべきだと思います。
まとめ
昔に比べて、出戻りに関して会社も寛大になってきたと思います。
実際、出戻りの人も増えて、活躍している方も多いと思います。
これは昔に比べて「転職が一般的になったこと」と「人手不足」が原因に挙げられます。
- 社員に取っては、転職をして前の会社の良さがわかった。
- 会社に取っても、仕事内容を知っている人に戻ってきて貰ったら、即戦力になるので助かる。
社員も会社もwin-winになるのであれば、出戻りも良いことだと考えます。
ただ、先程も書きましたが「出戻り」することは慎重に考え、決断したのであれば、覚悟を持って「出戻り」をすることで成功する可能性が高くなるのではないでしょうか!(^^)!