大リーグは、10日からサンディエゴに代理人や球団首脳陣らが一堂に集い、FAやトレードなどの補強戦線を探る4日間のウインターミーティング(WM)が始まる。今回は、2017年から今季に至るアストロズのサイン盗み疑惑の“重要参考人”にも注目が集まる。7日の米紙ニューズデー(電子版)が報じた。
同紙は「さらなるアストロズの墜落はあるのか」と題し、アストロズのA・J・ヒンチ、レッドソックスのアレックス・コーラ(17年はアストロズ・ベンチコーチ)、メッツのカルロス・ベルトラン(17年はアストロズ所属選手)の監督トリオがWMに出席すると指摘した。「メディアは監督に取材する機会が設けられているため、3人が疑惑報道から初めて本物のスポットライトを浴びる。3人とも言葉を濁すかもしれないが、いずれにしても、どう反応するかは興味津々だ」
あるメッツ関係者は「今回の疑惑報道が就任発表(11月1日)前だったら、ベルトランが監督の座に就くことはなかっただろう」と語った。3人は、サイン盗みで中心的な役割を果たしていたとの一部報道もある。
アスレチックスのファイアーズ投手は、17年当時に所属していたアストロズが捕手のサインを盗むためのカメラを中堅席に設置し、これを打者に伝達していたなどと告発。これを受け、大リーグは過去最大規模のチームを組み、調査中だ。