ティム・クックが話しにやってきた!どこにきた!(おもてさんどうー!)
ことばのとおりに枯れ葉舞う、12月もなかばに差し掛かろうかという東京・表参道。晴れてそれほど寒さは感じないものの、西日が傾きはじめそうな日曜日の午後3時すぎ、Appleのティム・クックCEOがApple 表参道に現れました。来日したのね!
彼が日本に来たのは3年ぶりのはず。前に来たときは、Apple PayでSuicaが使えるようになったアピールをしていった記憶。
表参道の通りから急ぐようすもなく、ゆったりした足取りでApple 表参道に入店するティム。おだやかさを感じる佇まいで表情はやわらかい笑顔。ストアのスタッフにもとても親しみやすく話してました。スタッフさんたちもみんな笑顔。
ゆっくりストアの奥へと進み、抱き合ったのは若宮正子さん。84歳のアプリデベロッパーで「若宮のおばあちゃん」としてアップルコミュニティではそこそこの有名人。彼女はスカラーシップで参加した2017年のWWDCでティムに会っているので、ティムとは2年半ぶりの再会。
若宮さんのアプリ「hinadan」は2017年の末に英語に対応して以来、中国語や韓国語など多言語に対応。このことを話したらティムはとてもよろこんでくれて「これで僕も遊べますね」と2年半の時間を感じさせないほど親しく話してくれたとのこと。
「ものづくりとコンピューターを合わせて、もっとかんたんにものを作れるようなアプリを作りたい」と話してくれたのは、13歳、中学1年生の菅野晄さん。彼女も3年前ティムに会っていて、今回は「Appleのえらいかたのどなたかが来ると言われていて(ティムには)『会えたらな〜』みたいに思ってはいたんですけど、本当に会えてびっくりしました」と話していました。
ふたりとティムが話していたのは15分くらいでしょうか。気づいたら店内はもちろん、ストアの面した外の通りまで人がすごいことに。や、やっぱティムがくるとこうなっちゃうよね〜。見えないオーラっていうの? あんな穏やかで落ち着いているのに人を惹きつけてしまうオーラ、わたしもティムのようなおとなになりたい。
そのあとも人だかりを背にApple直営店で行なわれている無料のイベントセッション「Today at Apple」に参加しているお子さんたちとコミュニケーションをとるティム。
うしろがすごいことになってるの、わかるでしょうか。もうね、彼が動くと追っかける群衆がたいへん。
ティムからコメント「日本に戻ってこられてうれしいよ。日本のデベロッパーはとてもクリエイティブでイノベーティブ。すごく努力するし、細部にも気を配ってる」。
こんにちは Tokyo! It’s wonderful to be back in Japan! #shotoniPhone by Koichi Mitsui
ご自身のツイッターアカウントでも日本に来たことをつぶやいてました。
What a treat to reunite with Masako san and Hikari san, some of our imaginative developers who prove that no matter your age, coding opens up new opportunities to follow your dreams! Wonderful to see you at Apple Omotesando!
表参道でのことも。
ティムが日本に来て表参道で友だちとちょっとおしゃべりして帰る、なんてことはありえない。きっと今夜あたりどこぞの重役と料亭で秘密の話をしたり、明日は世界有数の技術をもってる町工場の職人に「わたしと世界を変えないか?(お前に世界の半分をやr」なんて誘ってみたりするんですよきっと!(妄想です)。でも、ティム、Appleからは、よくあるプロモーションやマーケティングだけじゃなくて、テクノロジーとクリエイティブで世界を変えるってことを「あ、本気で言ってるんだ」と感じさせられます。先月のAdobe MAXでも同じことを感じたなあ。
いつかティムと、Appleの話だけじゃなく、ひとりの人としてお茶してみたいな〜。明日はティムはどこで何してるかな。