Jリーグの「優勝決定戦」は横浜Mが主導権を握った。前半26分、タイ代表DFティーラトンが左足で放ったミドルシュートがFC東京MF東の右足に当たり、ボールは大きな弧を描いてゴールイン。同44分にはゴール前でパスを受けたブラジル人FWエリキが右足で切り返し、左足で左隅に流し込んで追加点を挙げた。
FC東京は前線からの守備でリズムをつかみ、絶好機を作り出した。前半23分、日本代表FW永井がGK朴との1対1を仕留めきれず、同38分にはMF高萩とのワンツーで永井が抜け出したが、右足シュートは大きく枠を外れた。
前半を終え、横浜Mが2―0とリード。FC東京が逆転優勝するには後半に6点が必要となり、横浜Mの15年ぶりリーグ制覇が見えてきた。