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ウールボックス製作

いよいよ師走に入り、今年も残すところ、あと1ヶ月となりましたが、皆さまは如何お過ごしですか?
当方は先月上旬にて今季採集シーズンに終わりを告げ、最近の休日は製作ご依頼品の加工に没頭しております。

本日は、先週からの続きとしてウールボックスを製作しました。

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こちらのウールボックスは、見た目は何の変哲もない普通のウールボックスですが、経験値からあらゆる対策を講じて作り上げた形状となっています。
先ず、

①ウールマットの敷き込み
ウールボックスに敷き込むウールマットは隙間が生じてしまうと、不純物が濾過層へと流れ込み、それがやがて腐敗することによって水質が一騎に悪化してしまいますが、こちらのウールボックスは60cm上部フィルター用のウールマットを並列に重ね合わせ、隙間なく敷き込む設定としていますので、不純物をウールボックス内でほぼ完全に濾し取ることが可能です。

②目詰まり防止
一般的にウールボックスに使用されているスノコは、3~5ミリ穴のパンチ板が主流ですが、これでは浸透穴の口径が小さすぎる為、直ぐに目詰まりを起こし、排水がウールボックス内でオーバーフローしてしまう危険性があります。
この対策としてウールボックスにオーバーフロー機能を設けている商品もありますが、万一の際に溢れ出ることは防げるものの、浸透力は弱いままの状態です。
これを改良させる為に、当方は浸透穴の口径を大きくし、ウールマットの交換や洗浄を長期に放置しない限り目詰まりが起り難い形状としています。
当方でも180cm水槽を筆頭に使用していますが、流量のある水槽であっても目詰まりする気配は全くありません。

③完全ドライ形状を維持
上記②も直接関与しますが、スノコをしっかり嵩上げしているのでウールマットは完全にドライ状態を維持し、浸透性を高めています。


上記によって、確実な物理濾過が形成され水質の維持が図れる為、当方のみならずこちらを適切な使用方法にて飼育されている他のアクアリストの方々でも白点病が起り辛くなっています。(ウールマットのメンテナンス内容、濾過容量や水量に対する生体数によっては違いが生じます。)

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