その後のゴマですが、アサリをガツガツ突く様になったので、「アサリ100%擂り潰したもの」⇒「アサリ:人工餌=各50%の配合餌」を2日間与えた後、昨日より「人工餌100%を貝殻に塗布したもの」を与え始めました。
時間がかなり経過してはいるものの、順調に餌付けは進捗しています。
セグロの方も一度、「人工餌100%を貝殻に塗布したもの」を与えましたが、突いてはいたものの、完全には口にしている様子でもなかったので、一旦「アサリ:人工餌=各50%の配合餌」へ戻した後に現在では再度「人工餌100%を貝殻に塗布したもの」を与えていますが、今回は突いているだけでなく完全に口にするようになりました。
ゴマ・セグロとも、未だ舞い上がった餌を突く様子はありませんが、この調子であれば間もなく粒餌をダイレクトに突くようになると思われます。
画像は2日前の「アサリ:人工餌=各50%の配合餌」を突いているゴマの様子です。
話の内容は変わりますが、餌付けをおこなっている水槽で底砂を敷いている場面を見掛けますが、これは生体にとって非常に危険な行為です。
上記画像をご覧いただいてもお解りの様に、底面部に食い散らかしの餌が多少残存しています。餌付けは食い散らかしが非常に多い為、底面に残存する餌の量は半端ではありません。
この画像撮影の際に残存物を除去した直後ではありますが、たった一回の給餌でも相当量の食い散らかした餌が底面部に残存してしまいます。
餌付けは必ず大量の食い散らかした餌が底面に残存してしまうものなのですが、底砂を敷いていると残存した餌を除去することができないまま堆積し、やがてこれが腐敗することによって一気に水質が悪化してしまうので、生体は体調を崩して白点病や感染症の発症へと直結してしまいます。
これからの時期は水槽内の水温も低下していくので、不純物の腐敗する速度が低下し、冬季は順調に飼育
出来ているように勘違いを起し易い季節でもありますが、越冬後における水温上昇の季節到来ともに腐敗が一気に進み、硫化水素などの発生によって水槽が崩壊する可能性が高くなってしまいます。
GWの前後に水槽が崩壊してしまうといったことを良く聞きますが、この原因は餌付け水槽で或るか否かは別としても、濾過能力の弱い水槽(濾過容量に対し、生体数のバランスが超過している状況も同じ)に多く見られる症状で、これは上記に示したことが原因と考えています。
水槽・濾過容量に対し、過剰な生体数での飼育は濾過能力が追いついていないので、幾ら水替え行為でその場を凌いでいたとしても何時、水槽が崩壊してもおかしくない状況となっています。
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