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飼育の考え方

私の専門はチョウチョウウオの飼育ですが、今まで何種類かの海水魚の飼育をおこなった中で、私が感じた白点病の発症に掛かりやすい種別は下記の通りです。

「スズメダイ=ハゼ≦クマノミ<ヤッコ<ハギ<チョウチョウウオ」

※フグ類は飼育したことが無いので除外していますが、聞いた限りでは「ハギ<フグ<チョウチョウウオ」って感じでしょうか。

チョウチョウウオの中でも、飼育難易度と白点病発症率を比較すると

白点病発症率 ⇒ 「アケボノ<ミゾレ=セグロ<トゲ=チョウハン=フウライ<ナミチョウ」
飼育難易度  ⇒ 「アケボノ<ミゾレ<セグロ=トゲ=チョウハン<ナミチョウ=フウライ」

っといった感じですが、飼育難易度において、ナミは水質維持、フウライは混泳面っといった異なる難しさがあります。
チョウの中でもアケボノは、ヤッコ系と同等に一寸位いい加減な飼育をおこなっていても簡単には★にならない非常に丈夫な種類です。
複数種のチョウを混泳させていても、「最後に残ったのはアケボノだけ。」っといった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私の知人はチョウをメインに飼育している者が殆どですが、チョウを主体に飼育するスタイルでは、「同居魚のヤッコやハギ系は一切白点病に掛かったことが無い」ということが共通認識です。
あるベテランの知人は「同居のヤッコやハギ類は白点病になったことがないが、チョウだけは白点病は付き物で、発症の度に治療をおこなうしかない。」といった考え方を過去にもっていたのですが、当方で行なっている「未発症・無投薬飼育」を知ってからは、飼育に対する考え方が変わり、以前に悩まされていた白点病治療から無縁になったとの報告を受けたことがあります。
この「未発症・無投薬飼育」の考え方は、ある程度の経験を積み、尚且つ水質に左右され易いチョウチョウウオ系の飼育経験のある方でないとなかなか理解するのは難しいのかもしれません。
白点病の発症というものは、飼育設備の形状や飼育方法に不備のある証であり、結果的に発症という形となって現れるものであると私は認識しています。
飼育経験年数の浅い知人でも当方同様なチョウ主体の飼育をおこなっていますが、白点病とは一切無縁の飼育(一時的に発症しても、自然放置で直ぐに完治)をおこない、未発症・無投薬飼育が明確に結果として現れています。
白点病の発症など飼育の理論については、色々な考え方があろうとも結果が全てであり、経験値の長さよりも正確な知識を得ることが最重要であると考えています。


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