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【フィギュア】

紀平4位 「朝の練習前に跳ぶと決めた」4回転サルコーで転倒も 「時代の流れに沿うためにも挑戦して良かった」

2019年12月8日 11時47分

4位だった紀平梨花(AP)

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◇7日 フィギュアスケート・グランプリ(GP)ファイナル女子フリー(トリノ)

 紀平梨花(17)=関大KFSC=は、ショートプログラム(SP)6位からフリー4位となり、216・47点で総合4位だった。

 トップと31・12点の大差をつけられ、デビューシーズンだった昨季から続く連続制覇はならなかった。それでも、フリー冒頭になかなか跳ぶ機会が作れなかった4回転サルコーに果敢に挑んだ。

 「朝の練習前に跳ぶと決めた。点数とか順位とか演技とかは悔いが残るが、いまできることをしっかり出せたのは良かった」

 表彰台は今季シニアに転向したばかりのロシアの若手3人衆が独占(優勝コストルナヤ、2位シェルバコワ、3位トルソワ)。4回転やトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の大技を軽々と跳んで旋風を起こし、女子4回転時代の扉が開いた。その波にのみ込まれた格好となったとはいえ、紀平自身も大技にチャレンジ。転倒して巻き返せなかったが、「本当に4回転時代が来ている。(4回転を跳ぶことに)迷っていたが、SPのミスがあったので絶対にやるしかないと思った。時代の流れに沿っていくためにも挑戦して良かった」と、次戦への手応えをつかみ、納得の表情だった。

 来年3月の世界選手権代表選考が懸かる12月18日に開幕する全日本選手権(東京)が控える。今後は、今回の敗戦で誓った4回転サルコーと武器のトリプルアクセル2本の攻撃的なジャンプ構成で挑むつもりだ。

 

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