通信の際には、このIMEIとSIMの固有番号がセットで通信業者に送られます。つまり、海外のプリペイドSIMカードを使ったとしても、キャリアと契約した端末の場合は、IMEIから足が付いてしまうのです。
飛ばし携帯で契約せずに端末を手に入れるには、東京・秋葉原などの店舗でSIMフリー端末を購入するといいます。この場合も、身分証明書の提示は不要です。一部の端末では、IMEIの書き換えが可能。対応端末であれば、究極の飛ばし携帯が完成します。
ただし、キャリアの通話ログには、端末と発信場所の情報が残ります。おおまかな場所は特定できてしまうので、飛ばし携帯は決して自宅やその付近では使いません。電源を入れるのも避けます。そして、使い終わったら必ず電源を切るのでした。
また、飛ばし携帯は同じ端末をある程度の期間使ったら処分するか、IMEI番号を書き換えるのが基本。同じ端末、同じIMEIを使い続けていると位置を割り出されやすくなるからです。