生活保護申請者のアパート入居書類に虚偽の記載をし、生活保護費をだまし取ったとして徳島県警板野署は26日、同県板野町犬伏大通、元共産党県議、扶川敦容疑者(56)を詐欺容疑で逮捕した。扶川容疑者は容疑を否認している。
逮捕容疑は2010年3月、徳島市伊月町4の不動産業者、浜西慎一容疑者(36)=同容疑で逮捕=らと共謀し、生活保護申請者の女性(64)が入居予定だったアパートの家賃などについて、虚偽の記載をした申請書を県東部保健福祉局に提出。住宅扶助費など計20万8千円をだまし取った疑い。
捜査関係者によると、生活保護の制度に精通した扶川容疑者が、浜西容疑者や申請者に不正な申請方法を助言していたとみられる。〔共同〕