今回は、1990年代に発売された古いタイプの、サントリー 白角飲んでみます。
白いラベルに「響」の漢字をモチーフにしたサントリーのマーク、ロゴも当時のサントリーのコーポレートフォントを採用していました。
テレビCMでも、歴史上の人物と一緒に和食を食べるシーンが多用され、和食の持つ繊細な香り、味を壊さないよう、淡麗辛口を追及したボトルになっていました。
その後幾度かのリニューアルを経ましたが、残念ながら2019年3月で販売終了となってしまいました。
なお、発売当初は「淡麗辛口」の文言はなく、今回手にしたボトルは2代目と思われます。
では、ストレートから飲みます。
グラスに注ぐと、液色は少々薄めの琥珀色、香りはカラメルの奥に青リンゴが潜んだ印象です。
口に含むと、アルコールの刺激は少なく、カラメルと青リンゴが半々に感じられます。
味わいもアルコールからの辛みは少なく、しっかりした酸味が先立ち、奥から甘さが広がります。
ロックでは、接着剤のようなエステリーさが少々揮発し、ライムの爽やかさも広がります。その後から青リンゴも顔を覗かせます。
味わいは、酸味が更に強まり、甘さは奥に潜み、代わりに苦味が前に来ます。
ハイボールでは、エステリーな香りは引き続き訪れ、奥から青リンゴ、ナッツが続きます。
味わいは、苦味が主体になり始め、酸味、甘みは感じられなくなります。
淡麗辛口というには、加水が進むと苦味が増し、当時推奨の1:2.5の水割りであっても、和食の香りや味わいを潰してしまいそうな印象です。
これだったら、燗にした菊正宗をおちょこで一杯、のほうがよさげです。
このブログでは、2016年のリニューアル版と、その先代も飲んではいますが、世代が新しくなる事に和食との相性を考えて改良されたのではないか、と考えます。
和食とよくあう「淡麗辛口」
白角は1992年に発売されました。白いラベルに「響」の漢字をモチーフにしたサントリーのマーク、ロゴも当時のサントリーのコーポレートフォントを採用していました。
テレビCMでも、歴史上の人物と一緒に和食を食べるシーンが多用され、和食の持つ繊細な香り、味を壊さないよう、淡麗辛口を追及したボトルになっていました。
その後幾度かのリニューアルを経ましたが、残念ながら2019年3月で販売終了となってしまいました。
なお、発売当初は「淡麗辛口」の文言はなく、今回手にしたボトルは2代目と思われます。
和食を殺してない?
グラスに注ぐと、液色は少々薄めの琥珀色、香りはカラメルの奥に青リンゴが潜んだ印象です。
口に含むと、アルコールの刺激は少なく、カラメルと青リンゴが半々に感じられます。
味わいもアルコールからの辛みは少なく、しっかりした酸味が先立ち、奥から甘さが広がります。
ロックでは、接着剤のようなエステリーさが少々揮発し、ライムの爽やかさも広がります。その後から青リンゴも顔を覗かせます。
味わいは、酸味が更に強まり、甘さは奥に潜み、代わりに苦味が前に来ます。
ハイボールでは、エステリーな香りは引き続き訪れ、奥から青リンゴ、ナッツが続きます。
味わいは、苦味が主体になり始め、酸味、甘みは感じられなくなります。
淡麗辛口というには、加水が進むと苦味が増し、当時推奨の1:2.5の水割りであっても、和食の香りや味わいを潰してしまいそうな印象です。
これだったら、燗にした菊正宗をおちょこで一杯、のほうがよさげです。
このブログでは、2016年のリニューアル版と、その先代も飲んではいますが、世代が新しくなる事に和食との相性を考えて改良されたのではないか、と考えます。
<個人的評価>
- 香り C: カラメルと青リンゴが主体。加水で接着剤、ライムが揮発する。
- 味わい D: 酸味が主体。ストレートでは甘みが得られるが、加水で苦味が増える。
- 総評 C: 雑味が多く、和食の食中酒としてはあまり向かない。単体だとまぁまぁ。