賞金王を争うランク1位の今平周吾(27)は69で回り通算4アンダーの5位、同2位のショーン・ノリス(南アフリカ)は70で回り通算5アンダーの3位と、ともに優勝を狙える位置で最終日を迎える。ノリスが優勝すれば逆転で初の賞金王で、優勝できなければ今平の2年連続キングだ。首位は、通算6アンダーに伸ばした時松隆光(26)=筑紫ケ丘GC=と韓国の黄重坤(ハン・ジュンゴン)。
第3日は朝から気温が上がらず、「飛距離が10~20ヤード落ちる」と嘆く選手が続出する中でのプレーだった。ノリスは5番パー4でダブルボギーにしたが、それ以外は安定したプレーでボギーなしの2バーディー。首位まで1打差とした。「一番いいラウンドは、最終日に取ってあるんだ」と、自信たっぷりなコメント。優勝も賞金王も一度にかっさらうつもりだ。
一方の今平は、5バーディー、4ボギーと珍しく出入りが激しい展開。「悪くなりそうなところで取り返せた」と振り返った。まさに運命の最終日。勝利の女神がほほえむのはどっちだ?