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【格闘技】

具志堅用高ら国内ジム最多13人の世界王者輩出の名門・協栄ジムが活動休止 実質的なオーナーとの金銭問題で

2019年12月7日 14時19分

国内復帰戦が決まった三男・和毅ら「亀田兄弟」と揃ってポーズをとる金平会長(右から2人目)=2016年12月

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 ボクシングの名門・協栄ジムが活動休止することになった。金平桂一郎会長(54)は7日、日本ボクシングコミッション、東日本ボクシング協会に9日にも正式に届け出る。

 「先月末に実質的なオーナーとの間で金銭的なものを含め問題が表面化し、これまで話し合いをすすめていたが平行線だった。この状態では練習中を含め選手の安全に責任を取れなくなるので休会を決めた。18人のプロ選手は自由契約として新たな所属先を探すことになる。残念ですが選手の安全が優先です」と、金平会長。協栄ジムはホームページに「(休会は)当ジムが発表したものではなく、活動休止を予定している事実もございません」と記したが、東日本協会員の金平会長が休会を決めればプロジムとして活動できなくなる。

 

 協栄ジムは元WBAライトフライ級王者の具志堅用高さんをはじめ13人の世界王者を輩出してきた名門。現在タイトル保持者はいないが、22日の全日本新人王決定戦に亀田3兄弟のいとこ亀田京之介(フェザー級)と竹原毅(スーパーバンタム級)の2選手が出場を決めていた。東日本協会関係者は「届が出れば協栄ジムは即日活動休止になり協栄の選手として試合できなくなる。選手優先で、移籍を含め何とか出場できるようにしたい」と話した。

 

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