西城秀樹の芸名はスカウトした恩人「上條英男」から命名
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上條英男が「芸能界でやるんなら東京に出てこい」と言うと、1971年、広島県から親に内緒で上京した。
原宿の表参道と明治通りの交差点から「東京に着きました」と電話をかけてきた。迎えに行くと、グリーンの派手なスーツを着ている。なんでそんな格好してるのか尋ねたら、16歳の若者は、「芸能界めざしますから」と明るく答えた。
「女学生の友」で芸名を公募したところ、サイジョウヒデキという漢字は異なるが同じ芸名を投稿した手紙が4通あった。恩人である上條英男の名前の「ジョウ」と「ヒデ」が入っているから、これでいこう。編集長の判断によって命名された。いかに上條英男に恩義を感じていたのかがわかる。
上條がスカウトした広島の青年は72年3月、西城秀樹という芸名でデビューした。
だが2年足らずで、2人はたもとを分かつ。
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