どうも、夜のパンダ社長です!




とある読者からのご質問に回答します!


以下、質問内容です。








何故ホストは引退後に女性用風俗(いわゆるレンタル彼氏)の仕事に移行する割合が多いのか?


という質問ですね。




回答します。




まず、女性用風俗にはレンタル彼氏と出張ホストの2パターンがあります。


レンタル彼氏は恋人気分でデートをしたりする、いわゆるデートメインの疑似恋愛です。
映画を観たりドライブに行ったりと、いたって普通のデートをします。
そのデートに時給(正確に言うと、時間帯報酬)が発生して、その額を女の子からいただいています。
そしてその時間帯報酬はだいたい個人で決めることができます。
例えば、時給(繰り返しますが、本当は時間帯報酬という言い方が正しいが、以後、時給と書く)5000円とか、1万とか自分で好きなように決められます。

したがって、時給5000円と自分で設定した場合、5時間のデートなら25000円が報酬としてもらえるという形です。

そのデートは完全に個人の自由のデートなので、食事だけでもOKですし、ホテルでエッチしてもいいわけです。

利用客はだいたいが30代〜40代のおばさんです。
人妻とかも結構いますね。
でもほとんどの女性が、本当に不細工な鬼ブスの女の子、ようするに絶対こいつ人生で今までデートなんてしたことないだろレベルの女の子ばかりです。

純粋に、イケメンとデートしたいという欲がある女性が多いです。


余談ですが、実際に在籍しているレンタル彼氏のキャストは、在籍店に1ヶ月の在籍料金として1万円ほど払うのがだいたいの店の料金です。

レンタル彼氏の店舗が仮に、キャストを600人抱えていたとしたら、毎月600万入ってくるということです。
例えるなら家賃1万円の架空の部屋を600人に貸していて、その家賃収入を毎月貰っているという感じです。
だから逆にいうと、キャストはいただいた報酬をまるっと全て貰ってOKということです。
店によってはその報酬の10%を店に、自分は90%とかの店もあります。


つまり、キャストは1万円以下の月の報酬の場合、赤字となります。
したがって、在籍していても指名が入らない場合は、赤字ということです。
そのかわり、売れっ子のキャストはかなり黒字で、ぶっちゃけホストより稼げます。



ちなみに私も以前、会社員やホストをしながらレンタル彼氏もしていた時期がありました。
その時は時間単価4万円で設定していたので、私の場合ホストの方が稼げました。
在籍店ではそこそこ売れていたのですが、わりに合わないのですぐに辞めました。

ホストでは月に2回の出勤、しかも一回あたりの出勤時間が3〜4時間で月の報酬が100万円以上だったので、時給(報酬の時間単価)は10万円以上でしたから。

私のようにホストの方がわりがいいという人はごくわずかです。
だいたいの人は、レンタル彼氏の方がわりがいいです。


さらに、レンタル彼氏の方が貢いでくれるパトロンを見つけやすいです。



私の在籍店のキャストは美容師やりながらレンタル彼氏をしていました。
その人はとあるパトロンのお客様をつかまえて、その人が全て出資してくれて自分の美容院の店を持つことが出来ました。
今はその美容院のオーナーをやっています。
そのパトロンと今も関係があるのかは知りませんが。
ちなみにその女性はとてつもなくブサイクな人だけど、その人の親が大企業の社長さんといういわゆる社長令嬢でした。


ただし、レンタル彼氏は孤独です。
ホストのように『一緒に働く仲間』はいません。
完全に自分一人でやりくりして行かなきゃいけません。
なので非常に孤独です。
ぶっちゃけホストなら暇な時とか仲良いキャストでキッチンに溜まってだべったり出来るじゃないですか?
レンタル彼氏はそれが出来ません。
初回とかもないのでチャンスもありません。
だから指名してもらえるように、風俗嬢がやってるように写メ日記とかで自分をアピールする事ぐらいしか出来ません。


ここまでがレンタル彼氏の説明です。



一方、出張ホストはいわゆるデリヘルの男バージョンです。
つまり、目的はカラダです。
エッチをしたい人が呼びます。

ただし、利用客は実は9割以上が男性です。
ようするにゲイのお客様がほとんどということです。

中には女性が呼ぶこともあるようですが、イレギュラーなケースもかなりあるそうです。
例えば、キャスト4人が同時にお客様の夫婦に呼ばれて、旦那さんが見てる前で奥さんと5Pしてくれと要望があったりとか、かなり変わった性壁を持っているお客様が多かったようです。
私は出張ホストはした事がないのですが、やっていた友達なら何人もいますので内部事情には詳しいです。





さて、それでは本題に戻します。




何故、ホストが引退後に女性用風俗になるケースが多いか?ということですが、結論を言います。




『それ以外に就ける仕事がないから!』です。



過去に何度も書いているので読み返して欲しいのですが、ホストは履歴書にかける仕事ではありません。
ましてやビジネススキルもなにもないし、頭も悪いし、忍耐力もないし、金も無いし、社会に出た時に最弱の存在になってしまいます。


そんな彼らがまともな職に就けますか?ってことです。



答えは、「就けない!」です。



だから鳶職のアルバイトをしたり、介護職の仕事をしたりするわけですが、体がガリガリでヒョロヒョロのホストは鳶職なんかしても体力的に続かないし、介護職とかも低い給料なのですぐに辞めてしまいます。



そうなった時に、
『女の子とデートするだけ!ラク!高収入!』みたいな求人広告につられて、そっちの世界に入る人が多いんですよね。



確かに彼らは人生オワコンのゴミばかりですが、唯一の武器として顔だけは整っているケースが多いので、レンタル彼氏とかは向いているんでしょうね。
(あとは女性をヨイショしたり、話すのには慣れてる)



ただしこれもホストと同じで個人事業主なので、社会保険とかは完備じゃないです。



自分で国保や国民年金を払ったりします。
住民税も普通徴収ですし、確定申告もしなきゃいけません。


そして、ほとんどのホスト上がりの人はバカなので、上記のことをしていません。
むしろ、その仕組みさえ知らない人がほとんどです。



え?確定申告?なにそれ美味しいの?
みたいな状態です。




そんなバカがまともな職に就いて社会に出て生きていけるわけがないでしょう。



これが、今回の質問の回答です。




メッセージありがとうございました!




それではまた。