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1.死因について

「白点病に対する認識について」は、ご覧になっていただきましたか?
この内容を理解されれば、もう飼育プロの仲間入りです!説明は以上ですので、これからも飼育に励んで下さい!。。。って、冗談です。^^ ボケはこの辺で止めといて本題に入りましょう!
先ず、初日は魚の死因について確認します。
単純な話ですが、魚の死には何かしらの原因があるので、死因を理解し、その原因が善処できれば魚は生きていけるのです。当たり前の話でスミマセン。。。
魚の死因を大きく区分すると下記の通りです。

①薬害中毒
②人為的な飼育ミス
③水質悪化による発症
④他魚からのイジメによるストレス

ここで云う①については、投薬治療による中毒死ではなく、採集時における薬害中毒を云います。これについては、ショップで扱われている生体の一部は、シアン化合物といった薬品を海中に散布し、仮死状態になった固体を採取しています。
このシアン化合物は劇薬である為、摂取濃度が強すぎた固体はその場で死んでしまったり、採取後出荷された固体であっても薬品の影響によって内臓疾患になっている固体も少なくありません。
そのような固体を購入してしまっても、その殆どが1~2週間という短期間で死に至ってしまい、幾ら飼育技術に優れたベテラン飼育家であっても飼育することは不可能です。
但し、こちらでは薬害中毒になっている魚の話をしても、飼育技術の向上には何ら結び付かないので、死因は全て上記①以外のいずれかであると判断し、善処するように考えていきたいものです。
上記②については、飼育設備の扱いが不適切による酸欠やヒーター等の事故、また投薬治療による中毒死を含みますが、ご参考までに外部式パワーフィルター使用における人為的なミスを例に挙げると、吐出口から噴出されるシャワーを水が飛び散るので水表面下に水没させている状態を見掛けることがありますが、これでは酸素供給が全くなされず酸欠状態となりやがて死に至ります。
②における人為的なミスについては、飼育の基本になりますので、各アクアリストの方々で注意を払うしかありません。
魚の死因については、その殆どが上記③と④になります。④については、後記で触れることとし、③については、濾過機能との関係が明確に結びついています。
冒頭で冗談と言いましたが、③で挙げた「白点病に対する認識」について適確に理解できれば、発症は未然に防ぐことができるのです。
次項では、「濾過機能の構築」について、掘り下げて記していきたいと思います。


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