自己ベストを2・98点更新する歴代2位の110・38点をたたき出したチェンが首位発進。18年ロシア杯で羽生がマークしたSP世界最高得点にわずか0・15点差に迫る高得点だった。
「得点には非常に満足だが、まだ改善すべき点は多い」と、トップにも気を引き締めた。
5種類の4回転ジャンパーは今季、GP大会ごとに構成を変えるなど、引き出しの多さは強さにつながっている。この日のSPでは冒頭に4回転ルッツをビシッと決め、4・44点の出来栄え加点がついた。
フリー「ロケット・マン」は自身のお気に入りのプログラムだけに「ジャンプ構成をどうするか分からないが(演技するのが)楽しみ」と意気込んでいた。