岡山駅にホームドア JR西、山陽新幹線で中国初

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中国・四国
2019/12/5 20:04

JR西日本は5日、岡山駅の山陽新幹線22番乗り場(博多方面)で可動式ホームドアの運用を始めた。山陽新幹線では新神戸駅に次ぐ2例目で、在来線を含めても中四国初。高さ約1.35メートル、総延長約400メートルで利用客の線路への転落や車両との接触などを防ぐ。東京方面の23番乗り場でも工事を進めており、2020年春に稼働する予定。

稼働を始めた新幹線22番乗り場のホームドア(5日、JR岡山駅)

18年10月のホーム補強から始まり、今年7月から9月に機器を搬入・設置。11月30日未明には16両編成と8両編成の車両を使って実際の進入速度で作動の確認試験を行ったが、特に問題は起きなかった。2つの乗り場合計の総工費は約18億円。

岡山駅では在来線と新幹線の合計で、1日平均14万人近くの乗降客がいる。半田充彦駅長は「特に小さな子や高齢者、体の不自由な人が今まで以上に安心して利用してくれるのでは」と述べた。新幹線乗り場では、残りの21番と24番にもホームドアを設置する計画だ。

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