稲田博一
千葉県いすみ市大野の光福寺で、ソニー生まれのロボット犬AIBO(アイボ)の「葬式」があり、56台のアイボが祭壇に並べられ、元の持ち主らも参加して「供養」された。
主催したのは旧型アイボの修理をしているア・ファン(本社・千葉県習志野市)。ソニーの元技術者らでつくる電気機器の修理会社だ。旧型アイボは1999年から約15万台が販売された。昨年1月からは新型AIBOが販売されているが、乗松伸幸社長(64)によると、今も高齢者を中心に、古いアイボを修理して欲しいとの要望が来るそうだ。
「葬式」は、部品を提供するため解体されるアイボと、その持ち主の心を慰めようと、2015年1月から始めた。10月10日にあった8回目の「葬式」では、ロボットが開会のあいさつをし、AIBO2台がお経を読み上げた後、大井文彦住職(67)が読経した。
この「葬式」の縁で、乗松さん…
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