ヤクルトの青木宣親外野手(37)と、楽天から新加入の嶋基宏捕手(34)が4日、東京都内の球団事務所で契約交渉に臨んだ。青木は3年総額10億円の最終年となる来季、3億4000万円でサイン。嶋は年俸5000万円プラス出来高で正式契約し、背番号は「45」に決まった。両ベテランは会見でドラフト1位・奥川恭伸投手(18)=石川・星稜高=のバックアップを明言した。
奥川は3日の新入団発表で、理想像としてヤンキースの田中を挙げた。嶋は楽天時代の2013年に田中とのバッテリーで日本一を経験。それだけに「こういう練習をしていたとか、こういう人の話を聞いてこうなったとか、そういうアドバイスができれば」とレベルアップの秘訣(ひけつ)伝授を確約。「ポスト田中」の育成へ名乗りを上げた。
長く現役で活躍することも、奥川は目標に掲げている。その手本となるのが来季で日米通算17年目となる青木。「(奥川は)すごい才能がある。やっぱり期待しますよね。1年目から、がんがん行くという気持ちを持って」と笑顔でエールを送った。来年1月5日に38歳となるベテランは、村上らと1月に米ロサンゼルスで合同練習を行う予定だ。 (小林良二)
(金額は推定)