はじめに
どうもしゅんです。
タイトルの通り、1年間帰らないと決めて飛び立ったはずの日本に一度帰ります。
こういう結論に至った経緯や思ったことなどを。
突然の訃報。
まぁそうですよね。人って死ぬんです。いつかは。前触れがない時だってあります。
その日は16時からの授業。前日遅くまで起きていたこともあって起きた時には13時くらいでした。まぁそれにしても寝過ぎですが。
いつものようにスマホを確認します。
ん?久しぶりに高校のLINEが動いてる。と何も考えずにタップ。
するとそこには親友の名前と、いつも元気なそいつには似つかわしくない「亡くなったらしい」の文字列がありました。
なんですかね。思考停止って多分このことなんだろうなって。何を考えていたのか、何も考えてなかったのか、数分の間完全に停止していた気がします。
訃報の連絡をしてくれた女の子は決して嘘つくような人ではない。それがまた混乱を誘います。
悲しみではないです。驚き?虚無?なんと表現したらいいのかも分からない感情のまま、その親友を含む4人のグループに、冗談よな?と。
当然ですが返信なんてありません。
しかし何人かの友人と話すうち、あー現実なんだなって。嘘じゃないんだって思えるようになり、やっと声を上げて泣きました。
いつぶりだろう。涙腺は割と緩いのですが、こんなに泣いたのは記憶ないです。悲しくて泣いてるのか悔しくて泣いてるのか、何分くらい泣いたのかもわかりません。
その後、親とも電話で相談をしこの時出した答えは「フランスに残って自分のできることをする」です。
まぁそうですよね。お通夜は明日。告別式は明後日。明日も授業はあるし、月曜には期末試験もある。帰るという選択肢はあまり現実的では無いように思えます。
でもその結論を自分の中に出した時、
僕は留学に来ていること自体を確かに後悔しました。
そんな気持ちの中、なんとか出席だけをとりにフランス語の授業に出ました。すごい顔だったと思います。両目とも三重。
そんな顔を見て心配してくれた友人に事情を話したところ、授業関係は心配しなくても私が助けるから帰りなよ。と。その言葉に背中を押されダメ元で航空券を調べると、告別式の途中にはなんとか間に合う便がひとつありました。
すぐにそのことを親に伝えると、最終は僕の判断を尊重してくれるのこと。
残るは大学への対応。フランス語の教授に事情を説明すると、フランス語のできない僕の代わりに、国際課、学生課に話を通してくれ、学部長へのメールをするまでかなりスムーズに進みました。
返信もすぐに返ってきて、授業は休んでも問題ない。僕の判断を全て尊重します。と。
これで帰れない理由が全て無くなりました。
あとは自分次第。
そんなのもう決まってます。
僕が留学に行く時、見送るためだけに宮崎から弾丸で奈良まで帰ってきてくれた彼。ほんまにアホやなぁと笑っていましたが、内心はすごく嬉しかったんです。
今度は僕がアホなことする番。
移動時間と滞在時間、かかる値段を考えてもあいつが「お前の方がアホやん笑」と笑ってくれること間違いなしです。
その声を聞くためだけに、僕は日本に帰ります。
さいごに
こんな文章を最後まで読んでくださってありがとうございます。こういった内容をブログにするのは少々気が引けますが、何もしていないと余計にいろんなこと考えてしまうので、書き殴るように書きました。読みづらくてすいません。
今回の帰国にあたり、自分の決断を尊重してくれた親、友人、大学関係の方々には感謝しかありません。本当にありがとうございます。
…
ご家族の方、そして彼へ。
最後になりましたが、ご家族の皆様の心情は察するに余りあります。どうかご自愛くださいませ。
なりじ。先月話してたウイスキーのお土産。持って帰るから一緒にのむぞ。