大豊建設の大隅健一社長は8月29日、TICAD7に合わせて来日したマダガスカル共和国のラジョエリナ大統領と会談し、技術移転や奨学金制度拡充に協力するMOU(覚書)を結んだ。
ラジョエリナ大統領との会談で大隅社長は「内田基金は若い学生の育成に寄与してきた。教育が同国の発展の基礎になると確信している」とした。大統領はインフラ整備について「新都市建設やトアマシナ~タナ間約230㎞の高規格道路建設などのプロジェクトを計画している。トアマシナ港以外の港も近代化する必要がある。日本資金だけでなく、政府資金のプロジェクトにも参加してほしい」と要請した。大隅社長は「同国での知見も経験もある。今後も道路工事・橋梁工事・港湾工事などがあれば、できる限り協力したい」と応じた。