アフリカ開発会議(TICAD)

河野外務大臣の西インド洋における協力特別会合出席

令和元年8月30日

英語版 (English)

  • 河野外務大臣の西インド洋における協力特別会合出席1
  • 河野外務大臣の西インド洋における協力特別会合出席2
  • 河野外務大臣の西インド洋における協力特別会合出席3

 本30日午後0時30分から横浜において,河野太郎外務大臣はTICAD7の機会に開催された,西インド洋における協力特別会合に出席し,議長を務めたところ,概要は以下のとおりです。

1 この会合には,ジャグナット・モーリシャス共和国首相及びラジョリナ・マダガスカル共和国大統領ら西インド洋沿岸10か国の代表及び9のパートナー国・機関の代表が出席しました。また,この会合は日本が主催する,西インド洋地域についての初めての閣僚級会合となりました。

2 冒頭,河野大臣から,西インド洋地域は,アジア・アフリカ・欧州を繋ぐ枢要なシーレーンかつ,ブルーエコノミーを追求すべき有望な成長地域である旨,また,自由で開かれたインド太平洋構想の不可欠な要素である旨述べました。その上で,同地域が直面する課題に対し,日本として,島嶼国の脆弱性克服,質の高いインフラ投資の促進,海洋資源の持続可能な利用,及び西インド洋における海洋秩序の確保の4点を重視して取り組んでいくことを表明しました。

3 続いて,西インド洋沿岸諸国及びパートナー国・機関の出席者から,西インド洋における自由で開かれた海洋秩序の維持が重要であること,ブルーエコノミーの推進,海賊や違法・無報告・無規制(IUU)漁業の取締強化等を通じた海洋資源の持続可能な利用の確保が必要であること等について発言があり,これらが我が国の自由で開かれたインド太平洋構想と軌を一にするものであることについて認識を共有しました。また,インド洋委員会(IOC),環インド洋連合(IORA)等の国際機関との連携を更に強化しながら,西インド洋地域の課題に取り組んでいくことを確認しました。

4 最後に,河野大臣から議長の総括発言として,「本日の会合の成果をIOC,IORA,『西インド洋海上安全保障閣僚会合』等の枠組みを含めてフォローアップし,より平和で開かれた西インド洋地域の発展に向け協力していきたい」旨述べました。


このページのトップへ戻る
アフリカ開発会議(TICAD)へ戻る