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シタデル:永炎の魔法と古の城塞

【プロゲーマー×グラビアアイドル】初めて“熱帯”したのはいつ?ネット対戦歴を振り返って感じる回線の重要性

ネット対戦(熱帯)を嗜むゲーマーなら、インターネットにまつわる思い出の一つや二つはあるはず。名もなきゲーマーである私でも、ネット対戦の滑らない話なら本を書けるくらい持っています。

連載・特集 インタビュー

ネット対戦(熱帯)を嗜むゲーマーなら、インターネットにまつわる思い出の一つや二つはあるはず。名もなきゲーマーである私でも、ネット対戦の滑らない話なら本を書けるくらい持っています。

とはいえ、さすがに私のエッセイじみた企画は通りそうにありません。そこでGame*Spark編集部に無理を言って、面白い話に定評があるゲーマーの方々に声をかけてもらいました。

お集まりいただいたのは、大阪を拠点に活動するプロe-Sportsチーム「CYCLOPS athlete gaming(CAG)」のどぐら選手とフェンリっち選手、女性ゲーミングチーム「G-STAR Gaming」の倉持由香さんと本郷詩苑さん。

どぐら選手

現在は、ストリートファイターシリーズをメインに活動しているが、他の格闘ゲームも幅広くプレイをしている。鉄拳、BLAZEBLUE、GUILTY GEARなどのタイトルでもプレイのレベルが非常に高く、様々な性質のキャラクターを使用しては全国トップレベルに躍り出るセンスが光るマルチゲーマーである。関西人らしい軽快なトークも彼のキャラクターであり、メディアの出演なども多い。

<経歴>
Canada Cup Gaming 2019:ストVAE個人戦:5位タイ、ストVAE国別対抗5on5:優勝、鉄拳7:優勝
Game Over 2019:ストVAE 3位、DBFZ 準優勝
SonicBoom 2019:ストVAE 9位、DBFZ 5位


フェンリっち選手

ドラゴンボール ファイターズ、BLAZEBLUEをメインにプレイ。練習量に裏打ちされた高精度のコンボを得意とする。
並み居る強豪を正攻法のみで勝利するプレイにファンも多い。

<経歴>
ARCREVO America 2019 BBCF 準優勝、BBTAG 4位
South East Asia Major 2019:BBTAG 優勝、DBFZ 優勝
Rev Major 2019:BBTAG 優勝、BBCF 優勝、DBFZ 優勝


倉持由香さん

※twitterフォロワー数 グラビア界No. 1の数字を誇る40万人越え 総合フォロワー70万人以上。ゲーム・マンガ・競馬・麻雀・絵描き等 趣味の幅が広く連載も多く持つ、文化系グラドル審査員やコメンテーター等、幅広い分野で活躍中。

2019年4月25日 グラビアアイドルとして史上初のビジネス書「グラビアアイドルの仕事論~打算と反骨のSNSプロデュース術~」発売(星海社)
2019年11月5日 Cygames Beast所属 プロゲーマー ふ~ど選手との結婚を発表し数々の媒体で話題となる。


本郷詩苑さん

倉持由香がプロデューサーを務めるALL GIRLS GAMING TEAM G-STAR Gaming のメンバー 『ストV』 をメインタイトルとし、アケコン等自由にカスタマイズする染色DIYの異名の持つ。


最年長は32歳のどぐら選手、最年少は21歳の本郷さんと、年齢が異なる4人のゲーマーに、ネット対戦の思い出や今のインターネット環境について伺いました。
(インタビュー中は敬称略)



――本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。みなさんお互いに面識があるとは思いますが、改めて自己紹介をお願いします。

フェンリっちCYCLOPS athlete gaming(CAG)の格闘ゲーム部門に所属しているフェンリっちです。主に『BLAZBLUE CENTRALFICTION』『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』『ドラゴンボール ファイターズ』の3タイトルをプレイしています。

( 1時間遅刻した)どぐらフェンリっち、倉持さんが何してる人か知ってるか?

フェンリっちもちろん知っています。グラビアアイドルの方です。

倉持由香はい!グラビアアイドルの倉持由香です。女性ゲーミングチーム「G-STAR Gaming」のプロデューサーを務めていまして、今回はG-STAR Gamingのメンバーである詩苑ちゃんを連れてきました。

本郷詩苑本郷詩苑です。『ストリートファイターV』(以下、『ストV』)をプレイしています。よろしくお願いします。

どぐらCAGの格闘ゲーム部門に所属している、どぐらです。『ストV』や『ドラゴンボールファイターズ』をプレイしています。G-STAR Gamingについては、結構勉強しています。

倉持由香オフィシャルサイトとかメンバーのTwitterとか、すごい見てくれていますよね。

どぐらG-STAR Gamingはホンマ、めちゃくちゃ応援しています!

昔のネット対戦って……


――場が温まったところで、本題の「ネット対戦」についてお話しいただきたいと思います。みなさん、初めてネット対戦をしたのはいつですか?

どぐら格ゲー勢の間でネット対戦が普及したきっかけって、Xbox 360の『ストリートファイターIV』(以下、『ストIV』)なんですよ。僕もネット対戦をするようになったのはその頃からです。

『ストIV』が発売された時も、多くのプレイヤーは「ネット対戦機能あるけど、どうせ大したことないだろ」と思っていたはずです。でも、実際に触ってみると『ストIV』のネット対戦がめちゃくちゃ良かった。そこから格ゲー勢の間で「ネット対戦」が浸透し始めたんだと思います。


倉持由香当時はみんなXbox 360を買っていましたもんね。

本郷詩苑それって、何年くらい前ですか……?

どぐらちょうど10年くらい前ですね。もしかして詩苑ちゃん、リアルタイムで『ストIV』をプレイしていない世代?

本郷詩苑当時11歳くらいだったので……そもそもゲームをプレイする文化が無い家庭だったので、初めて買ったゲームハードはPlayStation 3だったんですよ。しかも、PlayStation 4が出た後にPS3を買ったっていう……。

どぐら硬派!PS3で最初にプレイしたゲームは?

本郷詩苑『ダークソウル』です。

どぐらホンマに硬派!薪の王も喜んでますよ。

本郷詩苑人間性を捧げていました(笑)。『ダークソウル』でもネット対戦の要素はありましたが、ちゃんとネット対戦を始めたのは『ストV』です。

どぐら格ゲーに触ったのも『ストV』が初めて?

本郷詩苑そうですね。

どぐらおぉ~……(神妙な面持ち)。

倉持由香詩苑ちゃんは若いから!(笑)。


――倉持さんがネット対戦をし始めたのはいつ頃ですか?

倉持由香初めてプレイしたのはPS3の『メタルギアオンライン』(※)ですね。高校生の時にハマって、毎日朝までプレイしていました(笑)。
※PS3ソフト『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』に収録

どぐら格ゲーは『ストIV』から?

倉持由香そうですね。アーケードから入って、家庭用が出てからはPS3でプレイしていました。

どぐらほなフェンリっち、初めての格闘ゲームは?

フェンリっちPS3の『BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER』(以下、CT)ですね。ネット対戦も『CT』が初めてでした。もう10年くらい前ですかね。

どぐらもう『CT』出てから10年になるんか!

フェンリっち息の長いゲームになりましたよね。

ネット対戦では口が悪くなりがち?


――みなさん、ネット対戦は昔からプレイされているということですね。ネット対戦にまつわる面白エピソードってありますか?

倉持由香『ストIV』のネット対戦で、ボイスチャットがオンになっていたのに気づかずに「は?今グラップ(投げ技から抜け出すこと)したし!」とか大声で叫んじゃったことがあって……。

どぐらそれあるぅ!それマジであるぅ!

倉持由香試合が終わった後に相手から「ボイスチャット、入っていましたよ」ってメッセージが来ていました(笑)。

本郷詩苑優しい人じゃないですか!晒されなくて良かった。

倉持由香格ゲーしてるとついつい大声になっちゃうんですよ。音声が入っていないと思って「やってねー!」って言ったら、その音声がネットの海に放たれていたこともありました。

どぐらみんなそうなりますよ(笑)。でもネット対戦をしていると、人との繋がりの輪が広がりますよね。ゲーセンの大会に出た時に、顔も知らない人から「どぐらさんですか?この間、ネット対戦で当たりましたよね」と挨拶されるようになったのは、ゲーセン勢からすると新鮮でした。


倉持由香ネット対戦という取っ掛かりが無かったら、話しかけづらいですもんね。

どぐらネット対戦をしてなかったら出会えなかっただろうな、という人はたくさんいます。

倉持由香『ストIV』が出て、ネット対戦が流行り始めてからの10年、早かったですよね。格ゲー大会を生配信する文化もどんどん盛り上がって、ストリーマーも増えてきて。

どぐら自分もまさかプロゲーマーになるとはね。10年前では絶対に考えられへんかった。年取ったなぁ……。

快適にゲームをするなら、ネット環境を見直すことも大事


――ところでみなさん、今のご自宅のネット環境はどうなっていますか?

どぐらそれはもう、eo光さんのですね……。

(一同、爆笑)


どぐらeo光の1ギガ回線を使っております。ただ、僕よりも嫁の方が活用していると思います(笑)。よく『ファイナルファンタジーXIV』をプレイしているので。

本郷詩苑私はアパートに元々入っている回線ですね。思った以上に速い回線なので、今はそのまま使っています。

倉持由香私もマンションについている回線です。今のマンションは分譲なんですけど、買う時にネット環境を試せなかったのは不安でした。なんとかネット対戦ができる程度だったので良かったんですけど……。eo光さんは10ギガコースがあると聞いているので、可能なら引きたいですね。

――実はeo光、関西圏でしか提供されていないようでして……。

倉持由香え!?それは悲しい……。東京にも来てください!(笑)

――では、マンションに備え付けの回線を使っていて、困ったことはありましたか?

倉持由香有線で接続しているゲーミングPCは問題無いのですが、Wi-Fiが遅くて困っていました。スマホでネット対戦しようとしてもずっと「サーバー接続中」と表示されて、先に進めなくて。

色々調べてようやく「Wi-Fiルーターが古い」ということに気づいたんです。新しいものに変えたらWi-Fiでも快適に対戦できるようになったので、やっぱりネット環境を整えることって大事だなと思いました。

――突然の宣伝になってしまいますけど、eo光だと10ギガに対応している業界最速のルーターをレンタルできるそうです。

倉持由香速い回線だけじゃなくてルーターもですか!いいなあ~~!!

ネット対戦都市伝説の真相は


――本郷さんはいかがでしょうか。

本郷詩苑22時から1時あたりのゴールデンタイムになると、インターネットを使う人が増えて少し回線が重くなるんですよ。ランクマッチに影響が出るので、少し困っています。

あと、もしかしたら勘違いなのかもしれませんが、天気が悪いと回線が重いように感じます。

倉持由香雨の日にこそ引きこもってゲームしたいのにね!

どぐら雨の日はラグいという話、聞いたことがありますね。というか、ゲーセンの鉄拳勢の間では通説になっているようです。以前ゲーセンの『鉄拳7』で店舗間対戦をプレイしている時に、いつもよりラグを感じたのでボヤいたら「まぁ雨やからな」って当たり前のように言われたんですよ。

――eo光の担当者曰く、「雨の日は外出せずに家でネットを使う人が増えて、混雑することで回線速度が遅くなるのかもしれない」とのことでした。あくまでも仮説ですが……。


どぐら倉持由香そういうことかぁ!

どぐら見事にハモりましたね。今まで「朝の蜘蛛を殺したらアカン」くらいの迷信だと思っていました。

倉持由香都市伝説的なね(笑)。

本郷詩苑一日中ゴールデンタイムになってしまうという事だったんですね!

どぐら今度から「それ何で遅いか知ってるか?」ってドヤ顔で話ができます。

――まさかこの取材で都市伝説の真相を解明(?)できるとは……。ちなみに、eo光の10ギガコースはゴールデンタイムでも安定した速度が出るそうです。

倉持由香えー、良いなぁ。東京も一部地域で良いので対応してくださいよ!(笑)

どぐら関西にもマンション買ったらええやん。

本郷詩苑遠征の時にみんなでお泊まりできますし、良いですね!

倉持由香が、がんばって働かなきゃ…!(笑)

eo光とオンラインゲームの相性


――話をもとに戻しますが、フェンリっち選手のご自宅はどのようなネット環境ですか?

フェンリっち実家に住んでいて、昔から使っているものを継続して使っています。eo光ではないのですが……。

――大丈夫です、おあつらえ向きです。こちらのサイトを使って、フェンリっち選手のご自宅がeo光10ギガコースの提供圏内か調べてみましょう。
(参考)eo光エリア検索

フェンリっちあ、対応していますね!

(一同、拍手)

どぐら10ギガコースだと、嫁が『FF14』やりながら僕が格闘ゲームの配信をして、更に何かダウンロードしていても快適ですよね。フェンリっち、10(ギガコース)行こ、10。

フェンリっちあの、自分は『FF14』をプレイしていないのですが……。

どぐらそこは何をプレイしててもええねん!(笑)


――ではせっかくですので、CAGのゲーミングハウスに導入されている10ギガコースを体験していただきましょう!

どぐらゲーム触っちゃって、良いんですか!?






――10ギガコースでネット対戦をした感想はいかがでしょうか。

どぐら「快適」の一言ですね。

フェンリっち『ストV』ではラグが生じると相手が瞬間移動したように見えてしまうのですが、回線が安定しているとラグを気にせず戦えますね。

本郷詩苑この快適さで安定しているというのは、正直羨ましいです。

倉持由香関西に引っ越そうかな・・・。(笑)

――個人的にも、関西に来ていただきたいです(笑)。みなさん、本日はありがとうございました!

快適な“熱帯”は「eo光ネット 10ギガコース」で!座談会メンバーサイン入りプレゼントの情報も


「eo光ネット 10ギガコース」の快適さを実感した4名。ゲーマーなら回線速度の遅さ、つながりづらさとは無縁のゲーミングライフを送りたいですよね。

  • 週末や夜の時間帯は回線速度がもっさりしてしまう
  • 家族が動画配信サービスを使っている、スマートフォンを使い倒している、といった環境で接続が不安定になりがち

こうしたネット回線にまつわる不満があれば、オプテージが運営するインターネット回線サービス「eo光ネット」の10ギガコースへの乗り換えを検討するのはアリ。ゲームをダウンロードする待ち時間とも、不安定で途切れるオンライン対戦のイライラも解消できるはずです。

また、海外のゲームサーバーと直接接続して、安定性や速度が向上しているのも、ゲーマーにとっては魅力ではないでしょうか。人気のゲームタイトルなどでの遅延などが見られる場合、事業者と交渉してゲームサーバとの直接接続や最適なネットワーク経路設定など改善に向けた取り組みも実施している、というお話もうかがえました。

個人的にも「eo光ネット 10ギガコース」に乗り換えてみようかなと思ったのですが、提供エリアは関西がメインとのこと。うーん、関西に住んでいる方がうらやましい……。提供エリアについては、eo光公式サイトから確認できるので、関西にお住まいの方はぜひチェックしてください。

2019年12月時点では、「eo光ネット 10ギガコース」をお得に利用できる、以下のキャンペーンを実施しています。

  • eo光ネット課金開始月から最大1年間、毎月2,466円(税抜)を割り引き
  • 標準工事費が実質無料
  • 10ギガ対応ルーター(無線ルーター機能付)を12カ月間無料でレンタル

最新のキャンペーン情報やキャンペーン適用条件は、こちらから確認できます。

eo光公式サイトでお得なキャンペーン情報をチェック!
なお、今回記事に登場していただいたどぐら選手、フェンリっち選手、倉持由香さん、本郷詩苑さんの4名にサインいただいたトートバッグ、そして水筒を合計で3名の方にプレゼントいたします!



プレゼントへの応募をご希望される方は、下記の注意事項と株式会社イードの「個人情報保護方針」に同意の上、応募フォームよりご応募ください。

【必要事項】
・名前、フリガナ(HN可)
・メールアドレス
・備考欄に、「eo光サイン入りグッズ希望」と記入ください。

【応募期間】
2019年12月4日12時~12月18日12時

プレゼントの応募はこちら!

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※不正な応募を確認した場合は当選を取り消させていただきます。
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 17:27:18
    ええ脚や
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 16:51:10
    設定ミスねぇ・・・
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 16:28:45
    オンラインゲームの通信料なら都心部のピーク時飽和くらいしか速度気にする必要ない
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  • 管理者 2019-12-04 15:33:52
    コメントでご指摘いただいておりますが、記事掲載時の設定ミスで[PR]の表記が表示されておりませんでした。
    編集部のミスで他意はございませんが、読者の皆さまを誤解させる内容になってしまいましたことをお詫びし訂正いたします。
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 15:21:52
    [PR]入ってないけどいいのか?w
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 14:49:00
    ドリキャスのセガラリー2は衝撃的だったなあ
    そのあとフレームグライドとかぐるぐる温泉とか
    んでPSOの発売、タイトル画面のメニューから直接公式サイトに行ってランキング見たり
    ゲーム機が一気に未来になった
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 14:34:44
    青汁のCMかな?
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 14:32:08
    人物に華がないな
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 14:20:49
    こち亀のゴメスハンバーガーかよ
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 14:06:21
    この記事は eo光 の提供でお送りしました
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日本語版声優はどう選んだ? 『Bright Memory』大型アプデの裏話を開発者&PLAYISMに訊いた【中華ゲーム見聞録】

「中華ゲーム見聞録」第63回目は、個人開発のハイクオリティFPS『Bright Memory』の、大型アップデートによる日本語版配信後の開発者インタビューをお届けします。

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中華ゲーム見聞録」第63回目は、大型アップデートと日本語サポートを迎えた『Bright Memory』の開発者インタビューを再びお届けします。

「中華ゲーム見聞録」では第19回目に開発者・FYQD(飛燕群島)氏へのインタビューを行いました。今回は以前のインタビューからどのような変化があったのか、日本語版の声優はどうやって選んだのか、今後の予定や新作などについてもお尋ねしました。また声優の選考についてはPLAYISMから補足コメントもいただいております。11月21日の大型アップデート後のプレイレポートについては第61回目をご覧ください。



――お久しぶりです。前回のインタビューは1月だったので、もうすぐ一年が経ってしまいますね。さっそくですが、11月21日の大型アップデートの特徴は何でしょうか。また開発にあたってとくに力を入れた点はどこでしょうか。

FYQD氏(以下、敬称略)今回のアップデートは、パブリッシャーPLAYISMと提携後の初めての大規模アップデートです。主に、日本語と英語の音声追加とテキストの翻訳です。日本語版では声優の石川由依さんに主人公であるシアの声を演じていただきましたので、ゲームファンたちは大喜びでしょう。

また開発中に力を入れた点ですが、私はゲームのグラフィック品質をとても重視しています。私は小さい頃から絵や美術デザインなどが好きなので、3D環境美術への処理技術や経験を持っています。そしてゲームプレイへのこだわりですね。本作は他のFPSゲームに対抗出来るように、プレイスタイルは非常に独特です。なのでゲームプレイについての内容にもかなり力を入れています。

――開発していて困難だったことは何でしょうか。

FYQD難しかった点は、ゲームプレイの仕組みと各種エンジンのバグ処理ですね。 本作は銃器だけでなく剣や特殊能力攻撃なども使えますので、高速な戦闘中に多くの動画エフェクトの処理が生じます。

「撃つ」「斬る」「スキル使用」など、様々なエフェクトが生じる高速戦闘

処理している際に、プログラムのロジック問題などで、スキルとスキルの間に不具合が生じます。例えば、
  1. キャラクターが走ってる時に剣を使って攻撃。
  2. 剣の攻撃が終わって銃に戻して照準する。

この切り替えをうまく処理出来なければ、画面では永遠に剣を持っている状態になり、銃への切り替えが出来なくなります。またプレイヤーのFOV(視界の広さ)にも遅延の影響が出ます。

エンジンの方は「Unreal Engine 4」(以下「UE4」)を使っていますが、UE4はおよそ3ヶ月に一度のアップデート更新があります。私は最新機能などを追求するため、いつもバージョンを最新にしています。そうすると、一部で古い機能のバグが出ます。それらのバグを修正するのに、結構な時間がかかりました。

――現在も一人で開発を続けているのでしょうか。また今後、人員を増やしたり、本格的にスタジオを構えたりする予定はあるでしょうか。

FYQD私は今年3月、FYQD-Studioを設立したことを公表しましたが、資金などの事情で、まだスタッフを募集する予定がありません。人員を募集すれば『Bright Memory: Infinite』の開発進捗に影響を与えると考えているからです。

『Bright Memory: Infinite』のトレイラー

私の知り合いの中にもゲーム開発をしている人がいますが、人員募集をして仕事をチームに分けていくと、やはり連携やコミュニケーション上で問題が発生し、結局開発進捗に悪い影響を与えてしまいました。なので、『Bright Memory: Infinite』の開発が終わるまでスタッフを募集する予定はありませんが、一部の美術リソースの作成に協力してくれる外注先は使用します。

――前回のインタビューでは「声優を探すのがたいへんだった」との話がありました。今回の日本語版では日本人声優が声を当てていますが、どのように探したのでしょうか。また声優に対して要望などはありましたでしょうか。

FYQD私はたった一人のインディーゲーム開発者に過ぎないので、人脈が少ないです。ゲーム発売前に自力で声優を探してみたのですが、資金の事情で報酬の安い声優さんしか使用出来ませんでした。

私はゲーム開発者ですが、映画もとても好きです。なので声優さんが十分に感情をキャラクターに没入出来るか、私はそれを非常に重視しています。具体的には、私は声優さんの声のサンプルをじっくり聴いて、厳選していきます。

PLAYISM:日本語版のボイス(英語版もそうなんですが)に関しては、我々PLAYISMの方で選考しました。実は、FYQD氏から具体的にどの人が良いという要望はなかったので、彼から「各キャラどういう設定なのか」を改めてヒアリングしました。もちろんゲームもプレイして、声優事務所さんからサンプルボイスを集めたりしつつ、特にシア役はウチのチームの皆に「誰に声優してもらったらいいか」をアンケートしたりしました。

それで、実際呼べるか呼べないかもわからない中、強くて逞しくて美しくて、でも大人過ぎずかつかわいい、映画的クオリティの本作にふさわしいクオリティを出せる人……ということでいろんな声優さんのサンプルボイスをひたすら聞いていって、「よし、シア役は石川由依さんにしよう!」と勝手に決めました。

シア役の石川由依さん。主な出演作は『NieR:Automata』2B役やTVアニメ「進撃の巨人」ミカサ役など。

FYQD氏も「石川由依さんがやってくれるなら嬉しい」と喜んでくれました。それでPLAYISMは「アクティブゲーミングメディア」という会社の「パブリッシング部」という位置づけになるんですが、隣の「エンターテイメントローカライズ部」は音声収録を仕事でよくやってますので、そこの本部長さんに、石川由依さんはじめ、「このラインナップでボイス収録やるからちょっと連れてきてよ」と無茶ぶりでお願いした感じですね。スケジュール調整が大変でしたけど、ホントに連れて来てくれたのでとても助かりました。

――『Bright Memory』と『Bright Memory: Infinite』の違いについてわかりやすく教えてください。また『Bright Memory: Infinite』へのバージョンアップによって大きく変わることは何でしょうか。

FYQD『Bright Memory』の世界観は、かつてゲーム会社で働いていた頃に考えました。そのときは多忙で世界観構成などにあまり時間を費やしていなく、Bright Memoryを開発し、完成させるだけで十分嬉しかったです。でも、正直私は『Bright Memory』のストーリーはまだまだ不十分だと思っています。もう一度やり直せる機会があれば、完璧に仕上げたかったんですね。

『Bright Memory: Infinite』のゲームプレイトレイラー

『Bright Memory: Infinite』は全く新しい世界観になり、キャラクターと二つの世界の内容はそのままで、ゲームプレイに関してはデザインをし直します。『Bright Memory: Infinite』はもっと面白く、もっと遊びやすくなると思います。2019年6月に私は『Bright Memory: Infinite』の動画を公開しましたので、興味がある方は見てみてください。

――ゲーム開発をしていないときは何をしていますか。

FYQDもちろんゲーム関係のことです。普段は美術のレベルアップのため、3Dフィールドを作ったりしています。日本のアニメ映画もよく見ていますよ。

――最近のお気に入りのゲームは何でしょうか。

FYQD私はFPSゲームが大好きです。最近プレイしながら参考にしているは、『Call Of Duty:Modern Warfare』です。私はこのゲームの武器音効、武器を構える動作の演出やステージの設計がとても好きです。

――前回のインタビュー以降、中国国外からも大きな注目を集めたと思います。何か環境や心境に変化はありましたか?

FYQD様々な国の多くのプレイヤーから本作へのレビューや意見をいただいています。レビューの中にはプラス評価もマイナス評価もありました。海外のプレイヤーに認められたことはもちろん嬉しいですが、相当なプレシャーもかかってきていますね。でも、より良いゲームを提供出来るように頑張ります。

――日本でも中国のデベロッパーに注目する人が増えてきましたが、現在の中国のインディーシーンについてはどのような印象をもっていますか?


FYQD中国のインディーゲーム業界には成功例も失敗例も多数あります。みんな非常に努力しており、世界が認めてくれるようなゲームを開発したいと思っています。今、海外のプラットフォームが身近になってきて、世界中のプレイヤーの声が聞こえるようになりました。中国のインディーゲーム業界にビッグウェーブは無く、まだ楽観的だとは言えませんが、時間の経過と共に良くなっていくことを信じています。

――今後の予定を教えてください。また次の作品の構想や作ってみたい作品などはありますか。

FYQD『Bright Memory: Infinite』の開発が終わったら、私の初めてのインディーゲーム作品『War Storm』の続編を開発する予定です。『War Storm』もFPSで、私が2014年、学校に通っているときの隙間時間で開発した作品です。中国では多くのファンがいます。なので、『War Storm』のストーリーとシステムを完成させようと思っています。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

FYQD最近、本作はSteamの日本セールスランキング1位をキープし続けていますね。非常にありがたいことです。気に入ってもらえたことを本当に感謝しています。今回、石川由依さんに主人公シアの声を担当していただきましたので、皆さん、ぜひともゲームを楽しんで下さい。もちろん、今後の『Bright Memory: Infinite』についてもよろしくお願いします!

――ありがとうございました。



前回に引き続き、『Bright Memory: Infinite』も含め、ゲーム自体はまだ一人で開発しているというFYQD氏。人員が増えると逆に時間がかかるので、『Bright Memory: Infinite』の開発が終わるまでスタッフを募集しないとのことでした。

『Bright Memory: Infinite』の開発を始めた理由が「もう一度やり直せる機会があれば、完璧に仕上げたかった」というのには、熱い職人魂が感じられますね。完成度は現在20%ほどで、あと一年かけて残りを完成させるとのことです。今後のFYQD氏の活躍に大いに期待したいと思います。

製品情報


『Bright Memory』


※本記事で用いているゲームタイトルや固有名詞の一部は、技術的な制限により、簡体字・繁体字を日本の漢字に置き換えています。

■筆者紹介:渡辺仙州 主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、ブログ「マイナーな戦略ゲーム研究所」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。Twitterはこちら
《渡辺仙州》
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 9:06:34
    GOG版も日本語入れてくれてて一安心

    「日本語入りました!」と言われて喜んでたら、なぜかGOG版はスルー。ってのが時々あるんですよー
    なんでなんですかねぇ
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  • スパくんのお友達 2019-12-04 3:56:14
    吹替にまで力入れてくれると欲しくなっちゃうね
    5 Good
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