楢崎さんらしく、盟友との思い出を振り返った。1日、グランパスや日本代表で共闘した闘莉王が今季限りでの現役引退を発表。「直接関わったプレーで覚えている試合は?」と聞かれた楢崎さんは、ある2つの場面について語った。
まずは、W杯南アフリカ大会の最終予選・バーレーン戦。連係ミスからオウンゴールを許し、「2人で反省したのをすごく覚えている」。もう一つは、敵として対戦した2005年の浦和-名古屋。CKから闘莉王に豪快なボレーを決められた場面だった。
ミスと向き合うことが多い守護神らしく、呼び起こした記憶はどちらも失点シーンだった。日本サッカー界の一時代を築いてきた2人。今季、クラブスペシャルフェローとして歩み始めた楢崎さんに続く闘莉王の「第2章」にも注目だ。